つまみ細工 姫コ
まことに美しく舞うたなら 華の園まで遊ばせむ
梁塵秘抄
八百万の神々の時代、天を震わせ陽の光を取り戻す程の舞いを踊る女神がいらっしゃいました。「天の岩戸」伝説などに登場する芸能の女神であり、日本最古の踊り子、天宇受賣命(アメノウズメ)。
踊りは見る者を楽しませ喜ばせること。溢れるほどの希望と幸福を運んだ女神様を姫コさんが丁寧につまみ細工の世界に映しました。
2014年からはじまったつまみ細工プロジェクト「高天原の花」。四季を通して神代の頃を想い八百万(やおよろず)の神々を表現してまいります。古から人は畏敬を感じるものに神を感じ敬い奉りました。2015年はより掘り下げ、その情景や小さな生命に宿る姿を探してみました。
天宇受賣命 Ameno uzume
天宇受賣命 ( アメノウズメ )
高天原では有名で、2つの伝説に現れます。1つ目は太陽神である天照大神がある日、弟の目に余る粗暴な振る舞いにより悲しみにくれ、深い岩戸へ隠れ、世界は闇に包まれてしまいます。そこでアメノウズメが岩戸の前で舞い、その踊りをみた八百万の神々は熱狂し、賑やかな気配を感じ取った天照大神が岩戸から出て、世界に光が戻ったお話。
また2つ目は、天つ神が天降(あまくだ)りをする際に、天の川で道案内をするために待っていた国つ神(猿田彦)とやり取りをし、そのままお仕えすることに。(天孫降臨のお伴をしたアメノウズメは猿女(さるめ)の君の先祖となりました。
* 猿女の君とは鎮魂祭の演舞や大嘗祭の前行きを執り行い奉仕する祭祀関係の女官たちの事です。)
鎖された岩戸を朗らかに開け放ち、また異なる世界観の狭間を臆することなく繋ぎ渡した女神様。その軽やかな自由さを1羽の蒼い鳥に表します。
作品それぞれ
神話に基づき、天照大神の悲しみの涙や光を失った世界の切なさを「雨の滴る若柳」に。
天地を自在に舞い、溢れる希望と幸福を運ぶアメノウズメを「蒼い鳥」に。
そして高天原に再び射し込んだ光や暖かさ、神々の安堵感を「慈しみと愛に溢れた太陽」をイメージしてつまんでみました。
また、次世代のアメノウズメになる卵のような姫神様を、「美しさ(橙と黄緑)」・「可愛らしさ(青と黄)」・「妖艶さ(梅紫)」をイメージに玉飾りの簪に仕立ててみました。
お届けは
発送の際は保存性の高い桐箱に収め季節の香を添えてお納め致します。
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人生の記念日に華を添える姫コさんのお誂えは、只今2015年秋からのお納めで承っております。
まずは下記までご相談ください。
info@a-yarn.com
春夏秋冬と続く「高天原の花」は四季で直接ご覧いただけます。2015年は10月23・24日。(場所は引き続き西荻窪一欅庵です)。鞄作家Hilokoさんとのコラボレーション作品もお披露目予定ですので、是非ご予定をチェックしてみてください。
● 高天原の花プロジェクト 詳細
天宇受賣命 / 姫コ
- Product No.
- H-1500701
- Size
- ▼ 蒼い鳥 最大 7.5cm × 4cm (簪部除く)
▼ 若柳 最長 14.5cm × 幅6cm
▼ 慈愛に溢れた太陽 7cm × 9cm (コーム部含)
▼ 姫神 直径 3cm 各1本、計3本
こちらの作品はすべてお嫁入りいたしました。
姫コ ラインアップ
ジャンル:お誂え/かんざし
高天原に溢れるほどの希望と幸福を運んだ女神様を丁寧につまみ細工の世界に映しました。
菊理媛神/くくりひめのかみ・つまみ細工(- 姫コ -)
ジャンル:お誂え/かんざし
四季極つる月、締めくくりのお披露目にふさわしい神様を知りました。新しい年も小さな小さな積み重ねを見過ごさないよう励みたいと思います。
宇迦之御魂神/うかのみたまのかみ・つまみ細工(- 姫コ -)
ジャンル:お誂え/首飾り/かんざし
お米一粒一粒にこめられた祈りや願い。そのさきには秋の稲穂たなびく豊かな田園風景がありました。
風神/志那都比古神・つまみ細工(- 姫コ -)
ジャンル:お誂え/ブローチ・帯留
風はすべてを運ぶやわらかな化石だそうです。なにものにもとらわれない風の神は懐かしい記憶も率いて流れていきます。
火雷神・つまみ細工(- 姫コ -)
ジャンル:お誂え/簪
何千年と畏れられつつも、慕われている雷様。黒雲のなかで、いっそう煌くそのPOWERに憧れます。
作品リーフレット・つまみ細工(- 姫コ -)
ジャンル:紙作品・本
12ヶ月をつまみ簪で表した作品を集めたリーフレットが出来ました。小さな小さな布から生まれる遥かな世界観が伝わりましたら幸いです。
木花咲耶姫・つまみ細工(- 姫コ -)
ジャンル:お誂え/簪
始まりはこの花/桜のように美しい女神、木花咲耶(コノハナサクヤ)姫。みなさまに春の歓びを運んでくれますように!
月眺めのお誂え・つまみ細工簪(- 姫コ -)
ジャンル:お誂え
とても小さな絹布を折ってつまんで重ねて。江戸期に生まれた繊細な技術を自分色で作りませんか?丁寧な解説書と作品がセットになったウルトラスペシャルなお届けです。
春告姫・つまみ細工簪(- 姫コ -)
ジャンル:かんざし
凍てつく大気の向こう側で静かに芽吹く花のように。寿ぎの日のための一挿しをお届けいたします。
愛姫・組かんざし(- 姫コ -)
ジャンル:かんざし
やわらかに日々自分の花を慈しめる女性となりますよう。記憶に残る特別な日のための花簪を提案します。
Ape’nipek ・ つまみ簪 (-姫コ-)
ジャンル:かんざし
焔関連最後の作品はアイヌの言葉で「炎の光」。自身のなかの焔に気がついたら、思いきり飛び立てますように。
葉がくれの花 ・ つまみ簪 (-姫コ-)
ジャンル:かんざし
口に出すとそれだけで色褪せる気がして、この花色は私だけが知っている色。葉がくれに見える花びらの向こうでいつかの君に逢いたい。
Days ・ つまみ簪 (-姫コ-)
ジャンル:かんざし
3月、いつものおはようの日々は当たり前じゃなくなって。もうすぐ始まる生活と新しい出逢い。一人で進むのはすこしこわくて、でも楽しみで嬉しい。新しい生活が始まるすべての人へー
丹楓 ・ つまみ簪 (-姫コ-)
ジャンル:かんざし
野庵2008年の秋最後の作品は、つまみ簪「丹楓」。冷えが増すほどに楓は熱を帯びた緋色に辺りを染める。君を思いて此処に何ぞ極まらんー 真実は山深い里の紅葉が包みます。
唐獅子牡丹 ・ つまみ簪 (-姫コ-)
ジャンル:かんざし
「牡丹に唐獅子」 百獣の王、獅子の拠り所となる牡丹。それはやわらかく静かに咲き散るとても可憐な花でした。
花野 ・ つまみ簪 (-姫コ-)
ジャンル:かんざし
秋のちいさな花が咲きほころぶ野 「花野」。 花は春の季語ですが 「花野」 は秋の季語. この言葉から秋は足元の小さな草花がとくに慈しまれていたことを感じます。
燦 ・ つまみ簪 (-姫コ-)
ジャンル:かんざし
秋に花火大会があるのをご存じですか?それは全国の花火師達が技術を競う特別な夜。 夏の残り香を1本のかんざしから感じてください。
きんとと ・ つまみ簪 (-姫コ-)
ジャンル:かんざし
大手町 打ち水プロジェクトの展示でひときわ目立った大振りのつまみ簪 きんとと。簪は挿して初めて映えるものだと実感した作品です。
水柳ノ花 ・ つまみ簪 (-姫コ-)
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ジャンル:かんざし
水が生み出す無限の音と、柳が生み出す風の音1本のつまみ簪にふうわり水の香りを含ませてみました。
巴 ・ つまみ簪 (-姫コ-)
ジャンル:かんざし
五月は端午の節句月。想い人とともに戦場を駆けぬけた凛々しい女武者のイメージをつまみ細工の簪にこめてみました。
菜々葉 ・ つまみ簪 (-姫コ-)
ジャンル:かんざし
道端の色鮮やかに咲く菜の花を見て、土や川が歓びほころんでいるような感じがしませんか。生命力あふれる楽しく陽気な春を1本の簪にこめてみました。
花丸 ・ つまみ簪 (-姫コ-)
ジャンル:かんざし
春山は淡冶(たんや)にして笑ふが如し- 山々の間からこぼれ見える薄紅色は見ているだけで浮き立ちます。そんな春の山景色を1本の簪に託します。
お誂え (-姫コ-)
ジャンル:お誂え
瑞々しい感性と確かな実力。可愛らしすぎずデニムにも使え、Japan を感じる姫コさんの作品。お届けまでの時間がお客様だけの宝物となりますよう、野庵が尽力いたします。
掲載日:2015年7月 1日 (水)
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