野庵 -yarn-

翔龍　Shou-ryu / 伯兆

空が蒼くひろがり水の色と溶け合うころ

波飛沫の音のなか　小龍の蘇生がはじまる

昼と夜の狭間が重なりあう瞬間　

小さな息吹が未来を翔る

水の世界を統べる祥獣、龍。はるか昔、流れの急な龍門という川を登りきった鯉は龍に化けると言われました。（「登龍門」の語源）

生まれたての龍に楽しさ溢れる未来を夢見ます。

翔龍 ￥26,000-　（税込￥27,300-） 購入する

この作品は

龍門を登りきった鯉は、いきなり威厳溢れる怖い佇まいの龍なのでしょうか。広い世界を知った嬉しさ、楽しさで溢れる勢いに満ちているんじゃないかなと思いました。

才、溢れる人のスタートはここからです。
戦い挑む日々のなか、その世界に最初に飛び込んだあの日の記憶を帯留めに託します。

大空に挑み翔る、元気いっぱいの小龍に未来を夢見てー。

蒔絵の帯留めができるまで

光の強さによって、見る角度によって煌きが変わる貝。伯兆さんは天然の「鮑（あわび）」を使用しています。貝は桃色に煌いた次の瞬間、緑海色にみえることもしばしば。

この作品は簡単に分けても、43の工程で制作されています。職人の技術、お手隙時に是非一度覗いてみてください。

　　→ 蒔絵　白熱実況中継

　　　こちらの書籍にも工程が紹介されています。

　*　お誂え手帖　ふだん使いのかわいいもの編　掲載詳細
　*　はじめての和のオーダーメイド　掲載詳細

野庵吉祥獣シリーズ

動物モチーフに定評のある伯兆さん、2010年の十二獣の寅から始まり、天の川を元気に馳する玄武の幼子、そしてあたりをやわらかな記憶で包み込む鳳凰と続いております。

　　*　庚ノ寅　　*　玄武　　*　鳳凰

おめでたいことがおこる前兆に瑞獣（ずいじゅう）はあらわれるのだとか。その目には映らない存在を、自然の中に感じとろうとする古人の文化がとても豊かだと思うのです。

■　お届けは

発送の際は鈴木松風堂製の和紙箱に入れ季節の香を添えて、皆様のお手許へお届けしております。また、特別な贈り物に、桐箱でのお納めも承っております。

　　*　野庵　桐ノお箱のこと