Ape’nipek - 姫コ -
Shirokanipe ranran pishkan, konkanipe ranran pishkan
シロカニペ ランラン ピシカン コンカニペ ランラン ピシカン
金の滴 降る降るまわりに 銀の滴 降る降るまわりに
- アイヌ神揺集 フクロウの神が自らうたった謡 - 知里 幸恵
雄大な大地の恵みを受け自然とともに暮らす人々の文化が政府の名によって滅びようとしたとき、大事に伝え聞いた自分たちの謡を1人の少女がまとめ、本として出版しました。
それが今から100年ほど前のこと。
国会がアイヌの民を「先に住んでいた民族」と認めたのは2008年の紫陽花の咲くころ。19歳で天逝した少女の焔は消えることなく継がれ、今なお広がり続けます。
Ape’nipek
この作品は
「Ape’nipek」 アイヌの言葉で「炎の光」。燃えあがる炎のなか幾度もよみがえる火の鳥の羽をイメージして制作しました。揺れる炎にたくさんの色を感じ、それは多分人によって見え方の違う色。その色をあらわすのに天然の色素である紅花染めや古布を使い、形だけでない奥行きを出そうと気を配りました。
羽はすべてハヤブサ。着けた時に頭に自然に添うシルエットにこだわって、つまみの曲線にもこだわりました。こんなに大きなつまみを重ねたのは初めてです。
このかんざしがお客様の焔にやわらかな風を送る、そんな特別な1本となりますように。
* この作品は【2009 野庵 焔 Homura】 関連作品です。
Snowdrop 終了
姫コさんと野庵がやりたかったこと。それはつまみ細工の世界をたくさんの人に知ってもらうこと。
凛として大人の女性にも似合うつまみ簪、それは今までにない形や色合いへの挑戦でした。
季節に合わせ様々なメッセージをこめた12作品 彼女がこの過程でどれだけつまみ細工と向かい合ったか、その一つ一つから伝わります。どうぞお手隙時に過去の作品頁を見てみてください。
弥生 「花丸」 / 卯月 「菜々葉」 / 皐月 「巴」 / 睦月 「水柳の花」 / 文月 「きんとと」 / 葉月 「燦」 / 水無月 「花野」 / 神無月 「唐獅子牡丹」 / 霜月 「丹楓」
蛍雪 「Days」 / 忍びし人 「葉がくれの花」 / 焔 「Ape’nipek」
つまみ細工とは
江戸時代中期、薄地の布を正方形に小さく切り、これを摘んで折りたたみ、組み合わせる手芸が大変流行りました。(女官や大奥などでもてはやされていたとか。)日本古来の繊細さや細やかさを活かした つまみ は、丁寧な同じ作業の繰り返しのなかで花や鳥を生んでいきました。今なお、七五三や成人式などのハレの日に欠かせない髪飾りのひとつです。
また、古より象牙・鼈甲・螺鈿、すばらしいハレの日用の簪がございますが、つまみは豊富な色と模様、そして値段も手ごろなことで、七五三の簪からと幅広い用途で、様々な階級層に愛されてきたすばらしい伝統工藝です。
Snowdrop / Ape’nipek
- Product No.
- Hi-101001
- Size
- 横幅最大8 × 縦 20 cm
( ヘアコーム部長さ 5.5 cm ) - Weight
- 約 22 g
こちらの作品はお嫁入りいたしました。
姫コ ラインアップ
天宇受賣命/アメノウズメ・つまみ細工(- 姫コ -)
ジャンル:お誂え/かんざし
高天原に溢れるほどの希望と幸福を運んだ女神様を丁寧につまみ細工の世界に映しました。
菊理媛神/くくりひめのかみ・つまみ細工(- 姫コ -)
ジャンル:お誂え/かんざし
四季極つる月、締めくくりのお披露目にふさわしい神様を知りました。新しい年も小さな小さな積み重ねを見過ごさないよう励みたいと思います。
宇迦之御魂神/うかのみたまのかみ・つまみ細工(- 姫コ -)
ジャンル:お誂え/首飾り/かんざし
お米一粒一粒にこめられた祈りや願い。そのさきには秋の稲穂たなびく豊かな田園風景がありました。
風神/志那都比古神・つまみ細工(- 姫コ -)
ジャンル:お誂え/ブローチ・帯留
風はすべてを運ぶやわらかな化石だそうです。なにものにもとらわれない風の神は懐かしい記憶も率いて流れていきます。
火雷神・つまみ細工(- 姫コ -)
ジャンル:お誂え/簪
何千年と畏れられつつも、慕われている雷様。黒雲のなかで、いっそう煌くそのPOWERに憧れます。
作品リーフレット・つまみ細工(- 姫コ -)
ジャンル:紙作品・本
12ヶ月をつまみ簪で表した作品を集めたリーフレットが出来ました。小さな小さな布から生まれる遥かな世界観が伝わりましたら幸いです。
木花咲耶姫・つまみ細工(- 姫コ -)
ジャンル:お誂え/簪
始まりはこの花/桜のように美しい女神、木花咲耶(コノハナサクヤ)姫。みなさまに春の歓びを運んでくれますように!
月眺めのお誂え・つまみ細工簪(- 姫コ -)
ジャンル:お誂え
とても小さな絹布を折ってつまんで重ねて。江戸期に生まれた繊細な技術を自分色で作りませんか?丁寧な解説書と作品がセットになったウルトラスペシャルなお届けです。
春告姫・つまみ細工簪(- 姫コ -)
ジャンル:かんざし
凍てつく大気の向こう側で静かに芽吹く花のように。寿ぎの日のための一挿しをお届けいたします。
愛姫・組かんざし(- 姫コ -)
ジャンル:かんざし
やわらかに日々自分の花を慈しめる女性となりますよう。記憶に残る特別な日のための花簪を提案します。
Ape’nipek ・ つまみ簪 (-姫コ-)
ジャンル:かんざし
焔関連最後の作品はアイヌの言葉で「炎の光」。自身のなかの焔に気がついたら、思いきり飛び立てますように。
葉がくれの花 ・ つまみ簪 (-姫コ-)
ジャンル:かんざし
口に出すとそれだけで色褪せる気がして、この花色は私だけが知っている色。葉がくれに見える花びらの向こうでいつかの君に逢いたい。
Days ・ つまみ簪 (-姫コ-)
ジャンル:かんざし
3月、いつものおはようの日々は当たり前じゃなくなって。もうすぐ始まる生活と新しい出逢い。一人で進むのはすこしこわくて、でも楽しみで嬉しい。新しい生活が始まるすべての人へー
丹楓 ・ つまみ簪 (-姫コ-)
ジャンル:かんざし
野庵2008年の秋最後の作品は、つまみ簪「丹楓」。冷えが増すほどに楓は熱を帯びた緋色に辺りを染める。君を思いて此処に何ぞ極まらんー 真実は山深い里の紅葉が包みます。
唐獅子牡丹 ・ つまみ簪 (-姫コ-)
ジャンル:かんざし
「牡丹に唐獅子」 百獣の王、獅子の拠り所となる牡丹。それはやわらかく静かに咲き散るとても可憐な花でした。
花野 ・ つまみ簪 (-姫コ-)
ジャンル:かんざし
秋のちいさな花が咲きほころぶ野 「花野」。 花は春の季語ですが 「花野」 は秋の季語. この言葉から秋は足元の小さな草花がとくに慈しまれていたことを感じます。
燦 ・ つまみ簪 (-姫コ-)
ジャンル:かんざし
秋に花火大会があるのをご存じですか?それは全国の花火師達が技術を競う特別な夜。 夏の残り香を1本のかんざしから感じてください。
きんとと ・ つまみ簪 (-姫コ-)
ジャンル:かんざし
大手町 打ち水プロジェクトの展示でひときわ目立った大振りのつまみ簪 きんとと。簪は挿して初めて映えるものだと実感した作品です。
水柳ノ花 ・ つまみ簪 (-姫コ-)
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ジャンル:かんざし
水が生み出す無限の音と、柳が生み出す風の音1本のつまみ簪にふうわり水の香りを含ませてみました。
巴 ・ つまみ簪 (-姫コ-)
ジャンル:かんざし
五月は端午の節句月。想い人とともに戦場を駆けぬけた凛々しい女武者のイメージをつまみ細工の簪にこめてみました。
菜々葉 ・ つまみ簪 (-姫コ-)
ジャンル:かんざし
道端の色鮮やかに咲く菜の花を見て、土や川が歓びほころんでいるような感じがしませんか。生命力あふれる楽しく陽気な春を1本の簪にこめてみました。
花丸 ・ つまみ簪 (-姫コ-)
ジャンル:かんざし
春山は淡冶(たんや)にして笑ふが如し- 山々の間からこぼれ見える薄紅色は見ているだけで浮き立ちます。そんな春の山景色を1本の簪に託します。
お誂え (-姫コ-)
ジャンル:お誂え
瑞々しい感性と確かな実力。可愛らしすぎずデニムにも使え、Japan を感じる姫コさんの作品。お届けまでの時間がお客様だけの宝物となりますよう、野庵が尽力いたします。
掲載日:2009年10月 8日 (木)
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