2007年10月16日 (火)

水上に浮かぶ谷口建築 (豊田市美術館)





3日目 最終日
長良川→郡上八幡 ときて水を巡る最終日は、ざぁざぁの雨降り。

名古屋駅から三河線でドンドコドコドコ →


Museo5


向かった先は「水上の美術館」と言われる【豊田市美術館】 

谷口吉生さん、大ファンです。氏の作品に、果てしない粋を感じる。
水や直線をここまで、って程、美しく象る建物とその空間が愛しい。

 ● 東京国立博物館 法隆寺宝物館 (← ここ最近のお気に入り)

今度、「広島市環境局中工場」行きたひ。 (ゴミ処理場なんだけどね。。)


Museo


雑誌でね、この吹き抜けの風景をみたときにヤラレたの(笑
このインスタレーションを、この風景を見たかった。

建築過程でしかできない、そんな作品制作。
すばらしく贅沢な空間。

  ・ 壁一面に世界中の哲学者や思想家のお名前が。
     《分類学(応用) No.3》  ジョセフ・コスース作
     夏目漱石や織田信長、親鸞もいました 豊かに無節操 (笑
    
 ・ 3層を貫くLED電光ボードメッセージ ジェニー・ホルツァー作


Museo4


雨がこんなに似あう美術館はないんじゃないかな。
現代アートがふんだんに展開されていて
6時間以上、1人で ハァハァ してました(笑


Museo1


そう、お茶室(童子苑)面するお庭がとても美しかった。
水琴窟から流れる音が、降る雨にあっていてふわっと雨音に包まれる。

立礼席で名古屋のお抹茶とお菓子をいただきました。

ここってねー。とてもお安く借りれるのよ。
ゆうさーん、野庵で遠征茶会でもする?!


Museo2


併設のレストランやミュージアムショップは、
雰囲気も品そろえもお味もとても良かったです。
ここの図書室も大好き。

また行きたい、そんな場所が増えてとても嬉しい~♪


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東海地方でのこと Index

Higanbana


秋は 「水」 を感じる旅になりました。
キレイなお水は土地の人の守る努力なしではありえない。
その姿勢は、ただ清々しい。

原野風景が残る岐阜の山あいで、楽しい笑顔にたくさん会えました。

女の子旅行も良いなぁ~♪


● うだつのあがる町 美濃 

● 2007 美濃和紙あかりアート展 

● お着物で長良川散策 

● 長良川 鮎漁の風景 

● 水との共創共生 岐阜県 郡上八幡 

● 郡上八幡 スペシャルなご飯 (雀の庵) 

● 旅での出会い 

● 水上に浮かぶ谷口建築 豊田市美術館 

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2007年10月15日 (月)

旅立つ理由は




いつも沢山の出逢いが待ってるから。
その時でしか感じることのできない人や景色がそこにある。

@美濃市駅のホーム

毬詠と一緒にポーッとしててね。 ( ▽ )o〇O
このあとお父さんに、ひきづられる様に回収されていった。

Harakakikaki

 
● 美濃町屋Mam’s
美濃和紙あかりアート展付近のパン屋のお姉ちゃん

お米屋さんがパン屋さんを始めたとかで米粉100%のパンを食べました。
めちゃめちゃ美味しい。しかもかなりお安い(笑
昔の民家を改装した店内は小さいけれどほっこり出来ました♪

Papan_ga_pan


長良川で鮎漁をやっていたおっちゃま。
あかりアート展では屋台にかり出されてました。

Nagaragawa


美濃和紙 提灯の作り手。
にこやかに流れるように作業は進む。その熟練の技はたからものだと思う。

岐阜は提灯の産地です。
かのイサムノグチのあかりシリーズも美濃和紙で作られたのですよ。

Minotyoutin


● 四季の蔵 右近 
古い白壁の土蔵を改装したステキ和食屋さん (@名古屋駅付近)

 画像に映ってるのは全員お店の人(爆  みんなで呑む飲む♪


Ukon


郡上八幡までの1時間半、電車で仲良しになったご夫婦。
ビールが大好きなお婆ちゃんと優しいお爺ちゃん。

カメラを向けるとおじいちゃんが固まっちゃった(笑


Family


お友達の今まで見たこともなかった子供のようなお顔にも会えました(笑
(これ、今も普通に使ってる岐阜の駅です。)

Happy_day


出逢うときは大人とか子供とか年齢とか関係なくて、、
最高にドキドキできるから旅立っちゃうんだと思う。


    ドキドキのためには、働かなきゃね…(汗




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水音に包まれる極上ランチ (雀の庵@郡上八幡) 





郡上八幡にはスペシャルな空間がありました。
あんまり感動したので、ご紹介したいと思います。

郡上八幡の駅に降りる。
あまり見かけなくなった駅の木造階段に大はしゃぎ(笑
(毬詠、高校時代をこういう校舎で過ごしてました。)

お店の人が車で迎えにきてくれました。


Gujou


リストランテ 雀の庵

旧家を改装した素晴らしい建物。
お玄関からヤラレましたよ (笑


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すぐ脇を、清流吉田川が流れていて川の気配と水音に包まれる。


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ライトの灯りが優しいお部屋


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見事なまでにお手入れの行き届いたお庭。
もう感服しちゃいました。


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窓の旧いガラスにはお魚の絵が手描かれていたり
懐かしい色ガラスがはめこまれていて。
その配色バランスのセンスのよさに言葉が出てこない。


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私たちは緑と庭池に面したお席。 この日、私たちは一番乗りで。
存分にお部屋をみせてもらい、好き勝手に写真を撮らせてくれました(汗


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サービスはもちろん行き届いていて、何気なくお伺いした
建物やお料理についての質問にも即座に受答えできる知識。

お店を本当に大事にしている人たちで、運営されてることが伝わる。

そう、ここはお料理屋さん。料理は自家製のパンやデザートに至るまで
土地のものを使って、ありふれていない組合せで極上のお味~。

 この日のデザート  パプリカのプリン

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攻めの献立内容(秋刀魚×梨 や パプリカのプリン)、
控えめでつかず離れずのサービス
行き届いたお掃除、オーナーの趣味のよさが伺える調度品。

隙がないのに心地いいのは良いお店の証。
(都内のランチが馬鹿バカしくなるお値段設定だし。)

このお店にくるために郡上八幡へ行こう。
そんな素晴らしい時間を過ごせる場所でした。

水を含んだ風と音、陽射しが気持ちよくて。
今度は、食いしん坊さんと時間を気にしないで楽しみたひ♪




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2007年10月13日 (土)

水との共創共生 @岐阜県郡上八幡




ある朝、新聞の大和ハウスの広告を見て、「ここ行かなきゃ。」って思った。
それが郡上八幡。

川から引かれた水路が町のあちこちを流れる。


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澄みきった豊かな川の水
日本のきれいな川のお水は潔くさらさらで清々しい。


Water4


「どんなに隣家と揉めても水だけは汚さない」 水がきれいな町の暗黙の掟
【飲料水】、【米等洗場(スイカ冷しとか)】、【野菜等洗場】、【さらし場(桶等をつけておく)】
用途によって指定の場所があるとか。


Water


水路には鯉がおよいでいて、最初「にょぁ♪」っと感激 ヽ(^◇^*)/
    

          ウジャウジャウジャラ・・・ なんじゃこりゃ、、


Wate2r


ちょっとなにかがオカシイ、、尋常じゃなくデカすぎの鯉がものごっつ沢山おるん…

(後でわかったのですが、米粒や食べ物のカスを水路の鯉が食べて、
 浄化するという理想的な自然循環装置だったらしぃ。)

  だから、餌持ってないんやって。。;  怖いよ~


Water1


きれいな水の川音が響く町。 うらやましぃ。 
きっとお酒もご飯も美味しいに違いない(笑


Water3


郡上八幡はとてもとても遠かったです。
でも、電車窓から流れる景色は豊かで。
視界を遮るものがない線路沿いには、彼岸花が群生していた。


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赤いお花は沢山あるやんね。。 そのなかで
彼岸花だけがどうしてこんなに心象に残るのだろ。

その毒性の色と相反する凛とした風情、
このギャップに惹かれるのかな。


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2007年10月12日 (金)

2007 美濃和紙あかりアート展





美濃にね、伝統的建造物群保存地区 というのがあって。

あかりアート展」はその素晴らしい町並みすべてを会場に、全国公募の
「美濃和紙」を使ったあかりの作品が勢ぞろいするイベント。

過去の秀でた作品は通年、美濃和紙あかりアート館で見れる。


Akari1


町中にある美濃和紙の販売所、すべての和紙に作り手のお名前が記載。
良いなぁ。 「****さんが作った紙」 紙1枚にとても愛しさがこもってる。


Minowasi


庵で、ステキ美濃和紙の作品を扱うなら、ステキ紙漉き作家さんと
それを使ったナイスなあかり作家さんが必要だと再認識。
和紙って本当に相当奥深い。

  アカン、今回は私の勉強不足。 もっと予習してから、またここに来たいと思った。


Minowasi1


晴天の下、作品を持ち込んで最終動作確認をしている作り手さんがワラワラ。


Minowasi2


目立ったのはジャージ姿のボランティア中高生。
仲良しさんでお歌を口ずさみながら、ゴミ箱の設置や
大人のお手伝いをしている姿がとても微笑ましかった。

自分たちの地域のイベントを、もっと良くしよう
楽しく見に来てもらって、自分たちも参加して。
そんな姿勢がバンバン感じられて会場の良い雰囲気作りの
見えない底力になっていたと思う。(夜遅くまでお疲れ様でしたっ!)


Minowasi3


長良川の帰り道。 辺りはじょじょに暗くなって、
周囲ではカメラオジサマたちが走りまわりだしたっ(笑


Akari2_2


闇は 幻想に耽り 夢見る人をかくまう


Akari4_2


一般部門344 小中部門133 合計477点の作品が城下町に展示。
イベント2日間で来場者は13万5千人にのぼったとか。


Akari3


ぬくもりのある優しい人、美味しい食べ物、きき酒のできる酒蔵(笑
重厚な歴史ある建造物。そして創り手の想いがこめられた作品群。

毎年、違った作品が並ぶやんね~。

  ヤバイ、また来年この場所にいる気がする…


「遊月」 野口健司氏(美通所属)

Akari




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2007年10月10日 (水)

長良川 鮎漁の風景





美濃和紙あかりアート展に向かう前に長良川へ散策に。
会場から徒歩15分内で出れます。
(あかり展の記事の伏線としてこの記事、要チェックですっ)

長良川に着くまでは緩やかな傾斜の田舎のお散歩道
コスモスや彼岸花にたびたび足どめ


Flower


長良川は日本三大清流のひとつ。風物詩は夏の「鵜飼」に、秋の「瀬張り網漁」。


Life1


川の水が思ったより冷たかったのと、稚魚がたくさん
見えるほど澄んでいたのが印象的でした。


 <・ ))><  漁へ   <・ ))><


Life


おじちゃんの帰りを待つぶーにゃん。
声をかけるとね、キッと睨まれまひた。

「大きい声を出すとお魚が逃げるでしょー」 みたいな。


Bunyan


この日は夕焼けがきれいで、すべてがセピア色の絵画のようで。


Nagaragawa1


佇むネコに話しかけるお友達 


River


この素晴らしい原風景のなか、なぜかマンガになる毬詠… (笑いすぎだって。)
だって、ぶーにゃんがお腹みせて降伏のポーズ とるんだもっ =①。①=~ 


Cat


せやから 自分の画像載せたくないん
美しい雰囲気が壊れる ・・・ (;-_-) 。

お友達だって会話の中身は(きっと)

      「鮎、楽しみね。(塩焼が好き)」   「にゃ。(やっぱナマ)」  みたいな。




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2007年10月 9日 (火)

お着物で長良川




東海旅行はお天気に恵まれた旅でした。

美濃和紙あかりアート展へはお着物で参加したのですが。
近くに長良川が流れていて、夕映えどき、とても美しかった。

彼女は今回同行のお友達。
やっぱ可愛い女子との旅行は楽しいのぉ (●´ω`●)ゞ♪


Nagaragawa


そだっ!!
彼女も挿している榮さんのかんざし明日 落札日です。
(彼女は鬼灯を挿しています。)

旅行から帰ってメールBOXを開けるとね、栄さんファンのお客様から
「お値段が高くなると買えなくなってしまう。」 「なぜ、月に1・2本しか販売しないのか」
「¥***で即決させてください。」等々の様々なご意見が。

フリーハンドで制作されている簪は榮さんでしか作れないです。
1本の簪が出来上がるまでに、どれだけの集中力で臨み
お客様のイメージを尊重して色を作り、試行錯誤を繰り返し、
どんなに多くのロスがでているか、見せてあげたい。


Kigiku1


同じものが2度と作れないのは、いつも極限まで自身が納得がいく
最高の作品を出すから。

ナイショでしたが、栄さんは身体があんまり丈夫な方ではないのです。
ご家族の介護もされ、そのなかで作品作りをされてます。

彼女の生活力に直接反映してくる簪の価格、
WEB販売の主流である 安く売ろう、
妥協してつくって頂いて たくさん売ろう、
私はそんなことは思いませんでした。
栄さんが納得した「作品」を、本当に求めている方に
大切にお嫁入りさせたいなと思っています。

そんなこんなでのオークション出品となりました。
ご理解いただければ、そしてこれからも応援いただければ嬉しいです。

明日から 美濃和紙の里編 書きますよぅ→


Minowasi





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