2013年11月12日 (火)

野庵 11/13~11/20 秋休みのお知らせ

大変急で、申し訳ない限りなのですが

どうしても臨みたい景色があり
少しだけおやすみをいただきます


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メールの返信も若干遅れます(人)
毎日1度は確認いたしますね

では離陸!  

行ってまいりまっす

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2012年9月26日 (水)

特別な夏の宿題 * 南相馬(ヨッシーランド)での時間

鳥いっぱい鳥居」は南相馬市に立っています

大津波で沿岸部2000世帯がほぼ壊滅と
大変な被害があった場所

ここは当時、原発の恐怖から沢山のパニックとともに
救助救援が立ちいかなかった場所と知りました

お盆の少し前に、南相馬に初めて行った日のことを
書きます


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視界には電線のない澄んだ空と夏草の緑

静かな遥か海と空の線まで見渡せる場所でした

(今回の記事の写真は大体が大きくなります。)


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はとちゃんとわたし
ガイドしてくださったのは森さんです

森さんは伊勢大御神の神職
(山田神社の神職も兼務)

ここは兼務されている社のひとつ御刀神社

ぽん ぽん と針葉樹の小さなかたまりがあって
そこには大小の石があって

森さんから

「全部、流されちゃったけど鎮守の杜にひっかかって
ここにはすこしだけ残ってるんです」

そう説明を受けました


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石は狛犬の礎イシズエで
以前の面影を唯一伝える

神域にはよく見ると布袋様やら大黒様やらの置き物が
たくさん並べてあって

守る家をなくした神様たちがにこやかに集っていた

土にささった木杭には名前が書いてあって 

ためらって
レンズを向けれませんでした


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You tube やネットや色んな媒体で事前に知識を入れて
自分の中で厳しい場所にいくだろう気持ちの準備もしていた

1年以上もたつ

実際の場で、かろうじて残るその被害の影のリアルさに
どうしていいかわからなくなった

車で向かった場所は南相馬市原町区の介護老人ホーム

建物も中のモノもすべてのみこまれた場所でした


62s


「入らせていただきます。」

エントランスにお線香の煙と匂い


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猛暑の日だったからか
のどがカラカラに渇いた

自分の心臓の音

「この千羽鶴はいつからかけてあるんだろ」

ちいさく息をはいて
森さんたちの後を追った


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ここは高齢の方が余生を過ごす施設でした

あの日は入所者・利用者約140名、
職員は60名ほどが勤務していたそうです


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海から約1km 市が作成したハザードマップでも、
津波被害の想定区域には入っていなくて

だれも施設にまで津波が押し寄せることを
想定していなかった場所でした


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36名の方がお亡くなりになり、
1名の職員の方が行方不明と聞きました


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やわらかな陽射しがさしこむ空間

ここはカフェで

きっと楽しい時間が流れていた

静かに思考がとまった
眼を瞑ったのかもしれない

なにも残っていない


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天井に水の跡

「ここまで水、きたんだね」

はとちゃんの声に意識が返る


65s


ホールには愛らしいお雛様の絵があった

「なんで、この絵はのこってるんだろ」

泣きそうになりながら声が出た

「ここは少し斜面で水がこなかったんじゃないかな」


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残された桃の花に

今、ここでシャッターをきる不遜さに

頭の奥がじんじんして
言葉が出なくなった


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森さんから

「ここはお盆あけに取り壊しが決まりました。」

事前にそう聞いて

「今、撮らないと」

そんな理由付けを急遽自分の中でして
シャッターを押していました


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中のものも撤収されて
泥や瓦礫の掃除も終わって


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もうなにも残っていなくて

あの日の痕跡だけがありました


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帰ってネット上で調べると、その惨状が
わかる記事を見つけました

ここは福島原発から30km内、当時1号機で水素爆発が発生し、
刻々となにが起こるかわからない状況下で
津波から逃れた多くの人が市外へ退避していた

その中で残られた職員の方々の覚悟と
懸命な対応がそれ以上の惨事を防いだと知りました


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時計があった

動いていた

ただ壊れていて

秒針が一秒、そして一秒進むと
振り戻った

進もうとして、戻れない
涙が出た


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外ではとちゃんと森さんが待っていてくれた

撮り残しがきっとある

かもしれないけれど
もうシャッターが押せなかった


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森さんと出会ったとき

「毬詠さんのBlogは美しいものを載せるのでしょう。
それがなんでここの、言ってしまえば
とても汚い場所を撮りたいんですか?」

そう聞かれました

その時はうまく言えなかった

私の中では、

「美しい=本当」の図式があって
本当を感じに行ったんだと思います


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この写真は「ぽっぽてぬぐい」のお祓いに
駆けつけてくださった方にいただきました

その方の添えられたテキストに

南海老から。青い空、青い海、火発、献花。

海は悪くない

そう、書かれてありました


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「今までがあって、現在があって
そして未来へ向かいます。

歴史の一通過点として
こういう事があったと
知っていてほしい。」

史学に通じる森さんらしい言葉に助けられて
この記事をUPします

ぽっぽてぬぐい」をつくる過程で福島の方と
たくさんの出逢いをいただきました

ゆたかで優しい、大変な強さを感じました

原発のこと
放射線のこと
内部被爆のこと

今からもっと学びます

怖がらないでまた会いに行きたいと思うから


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読んでくださいましてありがとうございました

今夏いただいた宿題は、これからの宿題になりました

--

山田神社鳥いっぱい鳥居 を映した ● ぽっぽ手拭販売ページ


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2012年7月26日 (木)

月夜さんのご飯を食べに@洗足カフェ

洗足カフェに行ってきました!

ここは、日替わりオーナーによるコミュニティカフェ

私が目指している空間作りに
ちょっと似ていて興味津々


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セルフビルド、沢山の人が関わってつくられた空間
里山学校やワークショップ

きらきらキーワードが降ってきます☆

HPを覗いてみてください

 ● 洗足カフェ

ここで火曜日に月夜さんがスイーツやカフェご飯を
サーブしてくれます

月夜さんから ↓ Message

「えっと、髪の毛伸びました 
実はお菓子作るの好きなんですw 

そして最近は日替わりカフェの女将(?)に就任
何故かエスニックとキッシュの謎の店です」


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* 野庵 和紙帯     * 手に持っている照明 


着付けの会で出会って以来、なにかと
一緒に楽しんできた月夜さん

彼女も着物が運んでくれた出逢い

着物だけじゃなくてステキなことを沢山知っていて
幅広い引き出しを持つ彼女

私もナゾが多すぎる女性になりたい (笑

心地よい空間で美味しかったです!

低糖スイーツやカロリーのことも
今度ゆっくり教えてもらわなきゃだ

ご興味惹きましたら、是非お立ち寄りください


Senzokucafe


Blogを書いていたらあちらこちらから夏のギフトが☆

このお素麺、すてき美味しそ~(人)いただきまっす


Gift


手紙やプチギフトを四季を通して
贈りあえる関係がスキです

いつもありがとう


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2012年5月30日 (水)

深堀隆介さんのアトリエに行ってまいりました☆

5月の青葉が薫るころ
深堀隆介さんのアトリヘに行った日のこと


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氏のアトリエは金魚養画場、お陽さまと風が流れる場所

金風丸の使用イメージにピッタリで、
まずは使っている写真をパシャンパシャン

● 団扇型 季節のカード 「金風丸」

これからのこと等、色々伺ってまいりましたょ~!


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「この後ろもね、見えないんですけど、凝ってるんです。」

自作の木縁も漆塗り

新作のお披露目が本当に待ち遠しいですね 


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これはね、池の袋なんです


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池袋西武さんでの展示だからねー、これスゴイんですょ

ほら、見てくださいっ!

みなさん、この続きは是非7月の西武池袋での展示でご覧いただければ!
ただ今、とても楽しそうに準備されていらっしゃいます  *^ ^*


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人の眼を気にしだすとブレだします

新作のこのコには眼があって
こっちを凝視してるんです

誰に気がつかれなくても良いんですけど
そういう作品なんです

安穏とすることなく新しい風に挑む姿勢、
新作は圧倒的に美しくただひたすら感動して、
そして勇気をいただいた時間でした


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関西のお客様っ☆
とっておきすぺしゃるな作品が今夏、公開販売されます!
(ヒントはこの画像)

直接ご覧いただける機会があまりないだけに
よろしければ庵のメールマガジンへご登録ください

 野庵 メールマガジン

販売日程等、詳細がわかり次第、
お知らせしております ^ ^


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打ち合わせはパンケーキで有名なお店へ

深堀さんは健康のため、日々ウォーキングをしているそう

バナナパンケーキの後ろで最後まで
ポーズを取ってくださいましたw パシャ


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深堀さん監修の金魚手拭でつくる甚平が大好評で ^ ^

● 金魚手拭でつくる甚平

いゃ、だって相当キュートですよ

モデルになってくれた彼(当時2歳6ヶ月)は
深堀家のご長男です


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こちらは毬詠の甥っこ

1歳5ヶ月の坊やが着用するとこんな感じ

出目金が風にめくれるシーンが撮りたくて
めちゃくちゃ頑張って走ってもらいました ^ ^;


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おばあちゃん(毬詠ママン)にこの写真を見せるとね

「まぁぁぁぁああ☆なんて可愛らしい
 もう目が疲れるから、孫の分お仕立てしてもらおかな」

ご注文いただきました らっき

手縫いにチャレンジいただけるお客様

手拭甚平ページ 真ん中あたり
  和裁師さくらさん発! 「子供用甚平」の作り方 

ダウンロードしてみてくださいね

肌着を中に着て、長い間楽しんでもらえたら
とっても嬉しいなぁ


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甚平ベイビちゃんは可愛さが際立って
撮影場所では面白いほど人気者


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ミラクル金魚マジック☆

さくらさん主導のBlogで製作過程を写真で公開してまいります

縫い方等、できあがりまで
しっかりがっつりフォローいたしますので
(ご質問等はそちらでまとめて回答致しますね)

とっておきの夏のおしたくを
はじめてみませんか。

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2012年4月16日 (月)

水の辺でお花見と春の火祭り@日牟禮八幡宮

突然ですが、この秋、近江の地でイベントをやります◎

どんな土地か、どうしてこの地に惹かれるのか
私も探している真っ最中です

庵の大切なお客様、一緒に探してみませんか

ご興味を惹きましたら是非、紅葉の頃に
滋賀は近江八幡へ  

まずは足を運ぶたびにご紹介してまいりますね ^ ^

--

近江八幡の日牟禮(ひむれ)八幡宮で行われる
「八幡まつり」に行ってきました

遠くからでも感じる
炎の匂い 太鼓の爆音

着いたときにはもう始まっていた


Fire


お祭りの歴史は千数百年

毎年4月14日と15日、八幡開町以前の旧村落12郷の氏子によって
大松明を奉納する八幡祭り

郷の大太鼓にどきどき

この大きさ、佇まい、ステキすぎでしょ


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高さ10mを超える巨大松明に着火する

その昔、琵琶湖の葦(よし)で松明を作り、火を灯して
天皇御一行を八幡まで道案内したのが始まりだとか


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そんなに燃やして良いんですねっ!

すごい勢いで境内に火が広がる

勢いを増す炎の音 
場の気が熱くあがっていく 


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おかしいぐらい燃えさかる炎から
さらに花火があがった

木の爆(は)ぜる音

炎の音階が響く


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火柱が流れるように崩れ落ちるのは
ただ圧倒的で

火の熱さ、怖さと人の本能が呼応し合う

そういう感覚は大事だから、たまに起こしてあげたら
良いのかもしれない


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太古からの因習を継ぐ春の火祭り

荘厳な炎の色に魅入られた夜


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すごーい × 50回

口が開きっぱなしだった時間 (゚0゚)

ハンパなくあがる火の粉は普通に降ってきて
美波ちゃんの着物の上に落ちていった

あ。

「ま、まりえさーーん」 ぱちち みたいな、、w

そんなこんなの春の夜★


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このお祭り、国選択無形民俗文化財に指定されているそうです

本能を揺さぶる炎柱と大太鼓の音

これ、来年も来ちゃうなぁ

その後は「Atelier Key-men 船着場」のお花見に参加させてもらいました

村井賢治さんらしい細やかな場の設え (さすがっ!)

お堀沿いに満開の桜
塗りのお膳にアンティークのお猪口

(そしてスーパードライ!)


Hanami


この日、お堀沿いは桜が満開


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思ったのは、、

夜のお花見写真って代々木公園でも吉野でも
どこも変わんないね(笑

そしてみんなでわしゃわしゃ呑む時間は
訳がわかんなくてさいこーに楽しいのも一緒


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うらうら楽しい夜♪

帰り道々もBeer片手に酔いよい


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鮒寿司をハジメテ食べて(* *)
あったかいスンドゥブチゲ鍋に大笑いした夜

行く春を 近江の人と 惜しみける (芭蕉)

花灯りと炎の匂い 春の宵の出逢いに感謝


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2012年3月22日 (木)

『きもの結び』さんのイベントお手伝いに行った日のこと

先日、すこしお手伝いさせていただいた
着物イベントがありました

● 第二回東日本大震災チャリティ着物バザー

ギュウギュウ大盛況

畳んで 畳んで × 50回 (笑


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当日会場で、とても印象的だったこと

「まだ着れないんですけど、、
あんまり可愛くて、いつか着れるようになりたくて
すこしだけど持ってるんです (。-_-。).」

携帯に記録された帯や着物の画像


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「あわせ方がわからなくて、
コレに合う帯が欲しいんですけど。」

そんなキラキラガール&(元)ガールが
沢山いて、お手伝いは楽しかったぁ

アイテム別で見たときは地味に見えた着物がね、
引き立てあえる帯や小物と出逢うとき
脳内ファンファーレが鳴るんです♪

瞬間、ぱぁああって ヨシ ( 。・_・。)人(。・_・。 ) キタコレ

「あ。
 この組み合わせ最高にかわいーです☆」 × 30回

みんな夢中でタカラサガシ (笑


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着物を着たいなって思う乙女ゴコロ

そういうのは年齢とか性別関係なく
すごくキュートだし大事にすればいいと思う

(性別って書いたのは男性のお客様もいらっしゃった ^ ^)

フレッシュな気持ちを思い出した日
関西の着物をとっても愛する人たちに出逢えた夜でした


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また、なにか関われたら嬉しいな

乾杯っ!

--

当日は単純に大変だったけれど楽しかった 
そんな感想で

後日、彼らが2日で ¥1,187,120 を集め、「あしなが育英会
東日本大震災・津波遺児支援」へ寄付されたことを知りました。

「サークルスタッフは普通の主婦や会社員5人」って
Blogに書いてあって (そうだったのね

「着物好きには着物好きとしての支援の形があると思い、
こういった形のバザーを開催しました。」

リーダーとのメールのやりとりの中で

「お買い物してくださった方々に楽しんでいただけた事、
そしてその楽しい想いが子供たちの為になるという事が、何よりです。」


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相当、内部で話し合わないと出てこない言葉が
メールの端々にあってね

小雨が降る外でたちっぱなしの終日
謝りながらの人員整理

このイベントは一律金額で着物¥3000 帯は¥2000 

100万を越える売上数字を挙げるには
事前の仕分けだけでどれだけ大変だったんだろ

そして会場費以外の売上全額寄付。

イベントをやるとわかるんですが、見えない諸経費の金額が
半端ないんです、実は。

きちんとした言葉、想い
人の力ってすごいな

優しくて強い彼らにとても学んだ数日間、頭が下がります
なんだかすごくPOWERをもらった出逢いになりました


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きもの結び の皆様、本当に本当にお疲れさまでした!

私ね、もっともっとガンバリマス

次はどんなカタチでお会いできるんかな 楽しみがまたひとつ~♪


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2012年3月20日 (火)

春霞 桜さくら 富士の山☆春の落雁/Rakuganワークショップ

コトホギ屋でお世話になっている彩詠さん☆

         と

なにかとあがりこみご馳走さまになっているぺたこさん♪

おふた方が
「季節の落雁を作る会をやりまぁす♪」 。(  ̄▽)/\(▽ ̄ )。
と、横で楽しそうに準備されていたので
気になって参加させていただきました(笑


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最初はね

なぜ落雁、、どうしてラクガン??
と、不思議だったんです。

あんまり美味しいと思ったことが ね、、(ちょっと小声)

お寺でおまいりの時、いただいても
そーっと戻しておいたり。(捨てられないし、困る、、)


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でも、出来立ての落雁を味見させてもらって
むえぇっつ、ふわっふわっしてる

なんだこの食感 (☆‘;@)/

そんな衝撃をみんなで楽しみたくて
今回、仲良しさんもお誘いして
春のラクガンを作ってまいりました♪

ストーリーを添え
絵を描くように盛りつける

春霞 桜さくら 富士の山 
良いねぇ、うらら温泉行きたいなっ

この型は『落雁と季節の会』 の限定オリジナル

お二方、さすがですっ!って思ったのは
その型もお持ち帰れちゃうこと


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ふうわりさくらの香りと色

ハジメマシテの素材 みじん粉さん
落雁ってもち米とお砂糖で出来てました

ワークショップ最中に
「これ、何キロカロリーくらいあるんでしょね?」って
ふと口にしたら

そうよね、お砂糖だものね、、ざわざわ★
となった一瞬があって

カロリー、低いそうですょ ^ ^ ご安心です


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手際よく、割とあっという間に
落雁があちこちで仕上がりました


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割烹着を着こなす人になりたくて
ちょっと憧れております

スマートなギャルソンエプロンより割烹着

料亭のお仕事で板場のびしっとした白衣が
すごくステキだなぁって思うから、
その隣のふんわり割烹着の良さに気がつきました

そういう女性にワタシはなりたぃw


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ワークショップはお着物姿が半分

それぞれの着こなしや所作に学びます
うん、個人がにじみ出てとても興味深いです


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Dsc_0512s_2彩詠さんは帯に桜の花びら、「木花開耶姫 サクヤコノハナヒメ」にちなんで姫の刺繍帯


可愛かったなぁ


お着物コーデ詳細は彩詠さんのBlogで 

 着物の葛籠


自分だけのこだわりが込められる、着物のコーディネート

その意図を汲んでくれた人は「むむっ。細やかな人だなぁ、見てくれてるなぁ♪」と仲良し急接近したくなります ^ ^



作った落雁は、そのままプレゼント出来るように
お包みまでご指南。

このパッケージ、とても参考になりました◎


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ギフト用だからと、会特製の小さな桐箱まで
用意されていてびっくりです!

お抹茶をいただきながら季節のお話を聞いた時間
もちろん、はむはむ味見もしながら♪


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Yokoandreikoあ。

香司 
洋子センセ&玲子センセ 

ご登場

ふふ、ちょっとスペシャルな香りの会、やっちゃおうかなって企画中☆ご期待です、今仕込み頑張ってます


20120311164140この日、私は山桜の小紋を

最近、マイニチ着物セイカツ
着物は確かに洋服より制限されるのだけど、、我にかえる瞬間になることが多くて助けられます


この習慣、当分続けてみようと思いまっす

ぺたこさん、彩詠さん楽しい美味しい会をありがとうございました!
(大荷物で足取り軽やかに帰宅途中のおふたり パシャ)

この季節の落雁の会は毎月、開催されるそぅ

ご興味惹きましたら、一度お試しあれです♪
とても気持ちの行き届いたワークショップだと思いました


Otukare


来月は

● あんしやるべ に想いを込めて、包まれて

お題はカーネーションとのことです!


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2012年2月 3日 (金)

福は内 鬼も内 (人) 赤オニさんいただきまっす

季節を分ける日 節分

明日は立春 春の気始めて立つ 
早い暦の春が到来です

花街はお化けの日、料亭には花魁道中から抜け出た
青鬼さんが来て豆を撒きお祝儀を渡したりしていました

料亭のことをちょっと綴ろうかなって 
→ 料亭暖簾ノ向コウ側


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奈良では

「福はぁ内 鬼もぉ内」

なんです(笑

 世界遺産のひとつ吉野山の金峯山寺の節分会

http://www.youtube.com/watch?hl=en&v=Ao0c-NleQEY&gl=US

おチビのころ連れて行かれ、

「オニやからってこんな寒い中、外放り出したら、そら恨まれる。
 喰うか喰われるかの関係でも、存在は認めあわんといかん。」

そんな説法を受けました。

今、思うと子供になんて話するんだっ です。

最近この言葉を思い出してお師匠様とこんな会話を。

毬詠   「鬼に食べられたら終(し)まいと思うんです。」

師匠   「そしたらそれは最初からそこまでやったちゅうことや。」
 
そんな無我の境地に辿り着ける日はあるのでしょうか

この日のおもてなしは赤鬼さん
弱い自分の中のオニさんいただきまっす (人) クッテヤルw


Saki


しだれ梅がちょうど見ごろの奈良ゲストハウス
縁側がふんわり梅の香でらららんな感じでしょ♪

ここでお茶を飲んでほぉぉって深呼吸してたら
春までもうヒト踏ん張りって元気をもらう。

今週末に 立春 のラインナップが並びます
週明けにまた野庵HPを覗きにいらしてください ^ ^b


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▼ 立春のラインナップの一部です ▼

木のトレイ ShimooDesign 「幸 saki」

菓子切 飾り職 玉穂作 「春の気始めて立つ」

(ご参考までに)

生菓子 鶴屋吉信 「追儺(ついな)」


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あ。

イワシ、食べました?

この時季の室礼のひとつに
イワシの頭にヒイラギを刺す「柊鰯」が
あるのですが、、

この画像↓はこちらのBlogから http://kimamatime.exblog.jp/9436960/ お借りしました


Photo


昔からコレだけはどーも美しさが
わからんのよなぁ --;


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2012年1月 3日 (火)

茶杓の銘を書いてくださる書家さんのこと

時季の茶杓 】 の最大の特徴はお客様もご一緒に

そのすてきなアイデアは今回お世話になる
書家さんからいただきました。

「茶杓の銘は、その作者又は所持者が自分の思うところや
 感ずるところから名前をつけるのが本来...」

そぅ、茶杓の銘は想いが映される

表装を気にして、私はとても大切なことを見落としていました。


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今回、どなたかにお願いすることが決まったとき
茶道にきちんと向かい合っている方に
お願いしようと思いました。

茶杓はお道具だから。

字が上手とかそういうの以上にお点前を通じて、
茶の心に触れている人が良いなぁって。

私が通っている茶道のお教室の大先輩の
Sさんにお願いしました。

Sさんは学生のお茶会まで面白がって覗かれる
やわらかな方で、一緒に色んな機会をいただいてます(人)

 東京大学茶道部 師走の茶会のこと

野庵の活動をとても理解してくださっていて
最初の野庵の印を作ってくださった方でもあります。

 2007年 歌留多の会のこと (末尾に登場)


In


野庵のイベントの大きな看板や「受付」「東司」「入り口」等の
張り紙にいたるまで、イベント時には必ずSさんの手が入っていて
いまや雰囲気作りの底力

この茶杓の依頼をした際、まず辞退されてしまいました (><;
それぐらい 銘 を書く行為は大変で。

ただ、この時点では銘は野庵とSさんで付けようと
思っていたのですが。

色んなやり取りと説明のあと、電話で

「手紙を書きます。電話より手紙で伝えます。」

と言われ、はっきりお断りされるかと
ビビりまくりながら待っていたら、
冒頭のすてきな提案をいただきました。


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見守ってもらってるなあって、どうやったら
お返しできるのかなって考えます。

時季の茶杓は今から四季を通じてお披露目となります。

たくさんの人の手と気持ちを添えてのお届け、
どうぞお手許に届いてからも、たくさんのお話が加わって
一緒に楽しんでいただければ嬉しいです ^ ^

いつか桜や紅葉のころに、一緒に野点でもできれば
シアワセですねぇ

--

あ。

Sさんの本職は某お寺さんでいろんなものに
書を書かれています。

卒塔婆とかにいたるまでっ

なんでもござれ 達筆このうえない方でしょ

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2011年12月30日 (金)

近況のご報告☆おもてなしの意味を学ぶ

もう年の瀬ですね、そう近況のご報告をさせてください

最近、別の世界に片足突っ込みました  くふ

ひとつはご縁で関西の某料亭で、週に何度か
スタッフとしてお仕事をやらせていただくことに

大将率いる板場さんと女将さんや仲居さんで
極上のおもてなし空間を日々提供しているお店

もちろん着物での作業

ゆうセンセに

 「●●さんでちょっとだけお仕事するのん」って報告したら

 「は?!あんたがっ(00;)シランデェ」 絶句されました

それぐらい厳しい

「まりえさんはきれいに着れてるなぁ
●●(お店の名前)の着物を着たらな、乱れた着付けや
風体でお客様の前に出るなんて考えられへんやろ、良かった」

「みんなお草履の音、鳴らさんと歩いてますやろ、猫さんやで」

お姐さん方はやさしい口調でビシバシです、、orz

細やかさはすべて、お料理を楽しみに、その時間を
心待ちにいらしたお客様へ応えるため

お部屋の調度品、しつらえの時季の花
器の取り合わせ、お料理の盛り付け
トキメキまくりな状況で、現場でお役に立ってたら良いのですが、、

場にいる関係者全員のプロ意識が半端でない

目配せでフォローしあって仕事を整え、遂行していく様が
美しいなぁって思いました


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突発的ななにかが日々起こるので
通える限られた期間、学べるだけ吸収していこうと
貪欲にアンテナを張っています

野庵やコトホギ屋にどう反映されていくかな
楽しみにしていてください

あとは、秋からちょっと愉快な読書会に参加しています
長くなったのでこのお話はまた別の機会に

読書会とはまったく関係ないのですが、深堀隆介氏の金魚が
表紙の本が出版されていますょ☆


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野庵のお仕事と離れた一個人での出逢いは
目線が変わって面白いです♪ 

新しい年は自分引き出しの中身が
深まったら良いなぁ

2011年もあとわずかですね、皆様どうぞ良いお年をお迎えください


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