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2015年2月15日 (日)

チーズとカカオ☆発酵香味のマリアージュ

バレンタインが終わっちゃいましたね

阪急百貨店のバレンタインイベント
カカオとチーズの発酵セミナーを受講してきました。

講師はカカオハンターとして知られる小方真弓さんと
チーズプロフェッショナル協会の宮本喜臣さん


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机の上にはなにやらチーズプレートが。

(今日のBlogは私の備忘録です ^^;)

まずは①
ハードタイプのコンテチーズ × KAHKOW (マカデミアナッツとチョコレートのペースト)

チーズの軽めの食感と、甘いチョコペーストのまろやかさ

うん。このチョコペーストはむつこくなくて良い◎


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随時、カット仕立てのこだわりの状態で
チーズがサーブされてきます。

① コンテチーズのやわらかな部分との食感比較

濃厚さが口の中で溶け合う、

文句なしデス◎


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③ キャラメリゼしたカカオニヴ (メキシコ産チアパス州のクリオロ種)
     ×
  北イタリア産のブルーチーズ
(仏 カルバドス(5):7年熟成の紅南高梅酒(1)に2週間漬け込んだものに
 和歌山産ニッキを1週間まぶしたもの)

絶品ーっ!!!!!!!!

カルバドスの鼻腔からぬける甘い香味と
シナモンのスパイシーさ

こんなに爽やかでフルーティなブルーチーズは
初めてでした。

合わさるキャンディコーティングの香ばしい甘さと
カカオのほろ苦さ

芳醇な香りと食感のハーモニーは至福の一口でした~*


 余談で アラウカ70%チョコ と ブルーチーズの
マリアージュはとてつもなく素晴らしいとも
おっしゃっていました (o^-^o)


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④ アズィアーゴチーズ × ピリ辛塩味カカオニヴ(メキシコ産)

淡白なチーズとカカオの余韻

ピリ辛のカカオニヴをはじめて食べました。
アルコールにあうわぁ ^^

日本未発売とか。おぉぅ★


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⑤ ↑ 羊のミルクのチーズ × ピリ辛塩味カカオニヴ × ローズマリーの花

優雅でステキなチーズの花びらフリルに
食べる前からウキウキしました。

最初はピンクペッパーとオリーブオイルで、と
思っていたけれど、花の優雅さには敵わないと
摘みにいかれたとか。

ローズマリーの花は茎の上の部分と下の部分とで
味わいも異なるそうです。
(花蜜は下の方が多く残っているのだそうです。) なるほど!

まさにご馳走。
目で楽しんで花の香りに満たされ
微かな蜜の甘さからの
中のカカオとの味覚の重なり。

とても華やかでしあわせなチーズでした(人)

▼ 最後に締めくくりとして出された
フェンネルの花 
 × 
柑橘クリームチーズBUKO 

京都の西京味噌 + 梅酒 + 蜜柑のハチミツ(絶対に蜜柑だとか。) + 金柑の甘露煮

最初の一噛みで甘ずっぱさを感じたら
控えていた白味噌の甘さがひろがって、
フェンネルの茎を噛むごとに
清涼感が増す風味

まさにエレガンテ ^^


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チーズは食べるタイミングを見計らってのカットが大切だとか。
それもナイフではなくてフォーク等での削ぎ落とし。

(ブルーチーズはそれに加え温度管理が大変重要とのこと。
 冬場は常温に1時間ほど出してからが食べごろ。)

今回のカカオはチーズの芳香を考慮して
発酵のやさしい風味を選ばれたとのこと。

「カカオの発酵度合い」という視点を
初めて意識した時間でした。

宮本先生がOPENされたCopain de fromage
早々に行きたいなぁ◎じゅる

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2015年2月10日 (火)

Made by hand 木のスプーン作り

お話の中の器とご飯の会、
開催前の難題はカトラリー。

イメージは絶対に天然素材。

(コネズミちゃんたちが持っている匙は
きっと天然木だと思う訳で◎)

奥村家住宅の補修で
お世話になっている
安土建築工房さんにちょっと相談してみると
「多分できると思います ^^」との快諾が☆

そこからは流れるように決まった
今回の会でした。


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今回は小刀を使います。

どんな人が教えてくれるか気になりませんか。

今回お世話になる安土建築工房さんとの出逢いは
私が滋賀へ移住する要にもなっています。

打ち合わせのときのことを書きますね!

安土建築工房さん


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伝統工法に強い大工さんを探していて
奥村家に補修の見積もりに
来ていただいたことが最初の出逢いです。

「ここの柱はこんな意味があるんやで。」

「ここの造りはもう今はできへん。」

「ここはもう死んでるわ。」

建物が密やかに持つ価値や
ダメージが大きい場所を、
ひとり言のようにぽろぽろ語られて
その言葉を落とさないよう
必死で書きとめてまわるー

そんな構図が定番な
安土建築工房さんとのお付き合い。


O


木 のこと。
古材とあわせる際の化粧。

お財布事情から、ままならないことまで、
家のために今すぐやったほうが良いことを
順を追って教えていただきます。


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古民家には使われなくなったことで
謎めいた箇所や不思議なものになってしまった
モノが沢山あります。

わからないし汚れているから
簡単に壊したり捨ててしまう。

ただ、それらが合わさり
独特の心地よい空気感を紡いでいて、
失えばもう再現できないことも事実です。


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そういうものに敬意を抱いて教えてくれる
大工さんや工房と出逢えたことはラッキーで。

奥村家をより深く知るきっかけになり
ここにまた新しい空気が流したいと、
ギャラリーを構える場に決めちゃったのでした ^^


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話が飛んでしまった

そんなステキ大工さんたちと
今回のWSに挑ませていただきます☆

使う道具は
小刀・彫刻刀・紙やすり

お客様には彫刻刀をご持参いただきます。
(使い慣れている小刀があればそちらもご持参ください。)

学校で使っていたものや100円均一のもので
大丈夫です ^^

大工さんが使い込んだ彫刻刀。
とても良い味わい。


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お世話になっている大工さんの御守り刀。
めちゃ渋デス 

道具は良い手入れとともに手に馴染んでくるとか。

日常ではせいぜいカッターで鉛筆を削る程度。。。
そのあたりのお話も伺わねば。


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そう、私は日常でも木のスプーンを
多用しています。

お皿はイタメないし
冷たくても熱くても口にやさしい。

でも天然の木目の感じるものは持っていなかった!


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そして、こちらの記事を見て以来、
Made by hand なスプーンが
かなり気になる存在に。

わぁお☆どれだけ難しいんだっ。

毎日、口に入れるモノ。
どんな素材で作られてる?

使いやすいスプーンってなに???

そんなこんななクエスチョンを
体感で解消してみたい!と思います。


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☆★ 安土建築工房さんと木のスプーンを作る日 ☆★ 

+ 日   時  2015年2月28日(土) 10:00~  (2時間・定員10名・要予約)

+ 内   容  杉の木でスプーンを作ります。

+ 会   費  ¥3,500- (イベント保険加入に別途¥200-を頂戴致します。)


お申し込みは ● Facebookイベントページ
またはコチラ yarn.event@gmail.com まで。


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2015年2月 6日 (金)

中田美穂さんと器をつくった日のこと

近江鉄道にずいぶん乗って、
滋賀って広いよなぁ、と思う頃
「日野」に着きました。

この日は陶芸家 中田美穂さんの
工房でWSの試作作りをしました。


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美穂さんは沖縄で陶芸と出逢われたとか。

あたたかみ以上の、力のあるその風合いは
お人柄はもちろん、根源に灼熱の土の匂い。


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東風(はるかぜ)が凍土をとかすころ、
芽吹きの大地を感じる器があればいいなぁ、
と思いこのWSを企画しました ^^


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スープカップは手びねりで作りますょ◎

日々に使うカップは想像以上の
たくさんの工程を経て
手元にやってきてくれていました。

まずは

① 土練りをします。
② 底を作って紐を積んでいきます。


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③ 手でならし、継ぎ目を消していくよう
形と厚みを整えます。

(止め時がわからないループにはまります★)


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④ 台から底を取り外して
名前を入れて 「成形」 が完成しました!


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ここから1~2週間(お天気次第)、陰干しで乾燥させます。
急いでいても、ゆっくり乾かさないと、切れたり、
形が歪んだりするので良い状態をじーっと待ちます。

焼成」 に入ります。


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これ、なんだ?

焼きの小道具。

陶芸は炎で土を焼いていく

その道のりはかつて粉引きの器が渡ってきた
シルクロードを思うほど長いのです。


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「施釉の生掛け」 

釉薬を掛けます。
この釉薬の種類で器の色が様々に変化します。


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美穂さんは素焼きせずに、釉掛けをされます。
このやり方を「生掛け」と呼びます。


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「本焼き」 約1200度までゆっくり温度を上昇させ、14時間

同じ時間をかけゆっくり自然冷却

窯出し」 やっと窯から取り出せます!


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ひと段落ついたころ
美穂さんの器で休憩時間。


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工房には何枚もの張り紙。

心地良い風が流れる工房で
美穂さんの土と向かい合う静かな時間と
遥かな葛藤を感じました。


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身体を作る毎日の器。

どんな土で出来ていて
どうやってここに来てくれたのか
知りたいと思いました◎

作った人の手のぬくもりが残る器、
バレンタインに大事な人と交換もオススメです *^^*
(出来上がりはホワイトデーの頃デス)


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お話の中の器とご飯の会 
お申し込み・内容詳細は コチラ まで。

ギャラリー蔵座敷 春夏冬二升五合では
3月22日まで中田美穂さんの器を展示即売しています。

WSがご都合に適わなかったお客様、
是非覗きにいらしてください。


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中田美穂さん 略歴

1971年滋賀県日野町生まれ。
嵯峨美術短期大学版画科卒
滋賀県 立窯業試験場にて研修生となる。
1998年独立、日野に窯をおく。


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2015年2月 5日 (木)

ギャラリーはじまりのWS

webshop では伝えられない体感を
提案させてもらえたら、と昨年の11月~
● ギャラリー蔵座敷 春夏冬二升五合 という
場を持ちました ^^

立春を過ぎ、最初の春のWSのご案内です。


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読むとおなかが空いてくる
とっておきの2冊をご紹介します。

ある日は
美味しい春を呼び込むような
スープ皿&パン皿

またある日は
木でつくる木目の美しいスプーン

最後は絵本から連想した元気が出るご飯を
みんなで満腹にいただく会です。


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1日だけのご参加もOKです ^^

毎日の食卓は見えないたくさんの人や手で
作られます。

新しい季節、
とっておきのご飯時間を自分の手で
つくってみませんか。


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▲▽ WS内容・お申し込み詳細


すこし遠いですがゆっくりした時間と
ここでしかできないモノを
お持ち帰りいただけるよう
準備しております◎

ご参加をお待ちしております!

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柊鰯(ひいらぎいわし)なるものと雛飾り

柊をさすや灯の漏る戸袋に 泊雲

節分でしたね

お豆、年+1つ、食べましたか?

色々食べ比べて良い大豆も炒り方次第で
美味しさが決まる気がしました。

うーん、奥深い!

節分の日、ギャラリーがある永原町を歩いていると
家々から鰯を焼く香ばしい匂いが

こんなに美味しそうな匂いなのに、
厄祓いになるのでしょうかっ★

室礼に柊鰯(ひいらぎいわし)なるものを
初めて致しましたが
ネコや烏がかーなり興味深々に徘徊しだしたので
早々に下げました ^^;


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今日から次の季節。

朝から地域のおじさま&おばさまが
雛祭りの飾りつけに大わらわ。 

なんと奥村家では7段飾り × 4セットが飾られています


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奥村家住宅 周辺の八幡掘り界隈で
3月22日まで節句の人形巡りイベントが
あります。

▲ 近江八幡 町なみに装うひいなのほほえみ (2/3~3/22) 


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2月21日からは奥村家徒歩1分のNO-MAミュージアムで
アールブリュット☆アート☆日本2 が開催!


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春の遠足にご興味惹きましたら
遊びにいらしてください ^^

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