« 「夏を寄せる会」無事終了 | トップページ | 西荻窪茶散歩2014 オリジナル切手発売♪見逃せませんっ »

2014年5月31日 (土)

香司よりメッセージ☆スティック香のこと「香りの会」のこと

もうすぐ開催の香りの会
今回はリクエストの多かった線(スティック)香を
ワークショップで作りたいと思います(所有時間40分)。

香司は野庵 香りの会でいつもお世話になっている
洋子センセ&玲子センセ

大のチャサンポーファンのお二人、
今夏はおもてなしする側で参戦です☆

● 夏の香 茶の香 香作りWS (ご予約不要)


Upimage3


-- 洋子センセからメッセージ

やかんがトレードマークのチャサンポーは、
西荻で開催される
【お茶+散歩】がテーマのイベントです。


A_4


実はお香も、お茶とは案外深~い繋がりがあるんです。

例えば、茶道では冬の炉の時期には練香を、
5月から10月までの風炉の時期には香木を、
煎茶席ではお線香が用いられます。

どの場合も、お香を焚くことで心身を清め、
室内の空気を浄化するとともに、
炭のにおいを消す為と言われています。


Inse1


今回は源氏物語にも登場する
【六種の薫物(むくさのたきもの)】という、
四季になぞらえた薫物の中から、
夏の香りの【荷葉(かよう)】をお線香で作ります。

この荷葉、『薫集類抄』という薫物の指南書の中では、
【蓮の花の香にかよへり】
と表現され、蓮の花をイメージした清涼感のある香
といわれています。


Op53132051000


・・・というと、きっと皆さんは涼やかで
ほのかに甘い香りを想像されるのでは
ないでしょうか?

それに比べ出来上がったお線香は
市販のものよりも少し煙たいと思うかもしれません。


Sotitlep5020396_1


ですが、本来お線香の香原料はすべて漢方生薬。
乱暴な言い方をすれば、要は葉っぱや木です(笑)

焚いている最中の煙の香りばかりにとらわれず、
焚き終わった後の部屋の移り香の中に
蓮の花を感じて頂ければ・・・と思います。


Sp5242879a


チャサンポー期間中、一欅庵のお茶室では
抹茶席がしつらえられていますょ ^^

--

◇プロフィール
香司 松崎 洋子
香司 渋谷 玲子

薫物屋香楽認定香司。
姉妹ならではのコンビネーションとお互いの個性を活かしながら
伝統に基づいた和の香り作りを目指す。

香の楽しさ・素晴らしさを知っていただくためのお香作り教室の開催や、
演奏会などの香りのプロデュース、オーダーメイドの香り作りなどを
行っている。

|

« 「夏を寄せる会」無事終了 | トップページ | 西荻窪茶散歩2014 オリジナル切手発売♪見逃せませんっ »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。