一陽来福の炎と音*あったかスープの会 ご報告
冬至 「日短きこと至る(きわまる)」
この日は太陽の力が一番弱くなり(陰が極まる日)、
そして再び陽にかえる日と、いわれています。
すこし遡ってイベント1ヶ月前の尾賀商店内江湖庵
毬
「1枚目で2013年を振り返って、
2枚目で春(お正月様)を迎える、
そういう意味の字をいただきたいんです。
炎は字を昇華させます。」
江 「2013年をあらわす1字・・・」
・
・
あーで、こーで
書く字がすぐに一致したこの日。
次に尾賀商店内すいらんさんへ
毬
「冬至はこの日から運が上昇しはじめるらしくて。
皆でハイパー「運」をつけるために
「ん」のつく物を食べる「運盛り」っていう
縁起担ぎに挑戦したいんやけど。
身体が冷えてるからすぐ温まる肉まんとか!」
すいらん 「・・・。何個いるん?」
(肉まんって、、ぼくは和食やし。)
迎えた前日リハは屋外。
そう、天気予報では曇りマークだったので
本番も本当はお庭での演奏にパフォーマンスを
想定していました。
が、当日まさかの悪天候
急遽、演奏と書のパフォーマンスは
室内の大広間でやることに大変更
時が静まる一瞬
金吾(きんご) 除夜(じょや) 儺名(だめい)を進め
画袴(がこ) 朱衣(しゅい) 四隊(したい) 行(ゆ)く
院院(いんいん) 灯(ひ)を焼いて 白日(はくじつ)の如く
沉香(じんこう) 火底(かてい)に坐して笙を吹く
1枚目に書いた字は 聲 (声の旧字体)
2013年の炎龍とともに
想いをのせ、天に届きますように
書家 齊藤江湖さん
「2013年、福島へ行きました。
そのときに自分に響く声にたくさん出逢って。
その声を天へ届けたいと思いました。」
2枚目
『 聲 降りそそぎ 春 めぐる 』
天にかえった聲
それはやがて雨となり
またこの地に降りて春を呼ぶ
書きあがった書は奥村邸で保存し
折々で飾られる予定です。
冬至 一陽来福の炎と音*あったかスープの会
無事 終宴
この日、すいらん おにいちゃん シェフは
くまさんカップに
白味噌とクリームチーズのスープ
中には
レンコン・赤こん・なんきん・ぎんなん・人参 etc..
そして
にんじん肉まん の中には
レンコン・ヤーコン・みかん・大根・人参 etc..
と、盛りだくさんの ん を掛け合わせてくれました!
足をお運びいただいた皆様、
楽しんでいただけましたでしょうか。
めぐる春に感謝して。
また元気にお会いできますように!
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出典 / 宮詞 王建
金吾除夜進儺名
画袴朱衣四隊行
院院焼灯如白日
沉香火底坐吹笙
大晦日の夜、武官が鬼やらいの号令をかけて行進し
模様を描いた袴や朱色の衣を着けた踊り子たちが
四つの組に分かれ悪鬼をはらう
宮中、どこの庭にも炎が焚かれまるで真昼のようだ
沈香の火のかたわらに楽人たちが座って笙を演奏する
【 出演者 】
ファイアーパフォーマー ; 雪
和太鼓;大橋亮介/黒川昌典
笛;小林茉莉子
書;齊藤江湖
(Photo 札辻将徒、Maki Takahashi クリックすると大きくなります)
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