« もち花の柳が実を結んだ日 | トップページ | 玉穂さんの桜の下ガリ(根付)が帯留になるって! »

2014年1月17日 (金)

一陽来福の炎と音*あったかスープの会 ご報告

冬至 「日短きこと至る(きわまる)」

この日は太陽の力が一番弱くなり(陰が極まる日)、
そして再び陽にかえる日と、いわれています。

すこし遡ってイベント1ヶ月前の尾賀商店内江湖庵


「1枚目で2013年を振り返って、
2枚目で春(お正月様)を迎える、
そういう意味の字をいただきたいんです。

炎は字を昇華させます。」

江 「2013年をあらわす1字・・・」

あーで、こーで

書く字がすぐに一致したこの日。


Simg_5251


次に尾賀商店内すいらんさんへ


「冬至はこの日から運が上昇しはじめるらしくて。

皆でハイパー「運」をつけるために
「ん」のつく物を食べる「運盛り」っていう
縁起担ぎに挑戦したいんやけど。

身体が冷えてるからすぐ温まる肉まんとか!」

すいらん 「・・・。何個いるん?」
   (肉まんって、、ぼくは和食やし。)


Simg_5234


迎えた前日リハは屋外。

そう、天気予報では曇りマークだったので
本番も本当はお庭での演奏にパフォーマンスを
想定していました。


Sdsc_8692


が、当日まさかの悪天候

急遽、演奏と書のパフォーマンスは
室内の大広間でやることに大変更


Sdsc_9445


時が静まる一瞬


Fs6


金吾(きんご) 除夜(じょや) 儺名(だめい)を進め


Sdsc_9315

Fs7


画袴(がこ) 朱衣(しゅい) 四隊(したい) 行(ゆ)く


Fs4


院院(いんいん) 灯(ひ)を焼いて 白日(はくじつ)の如く


Sdsc_9361


沉香(じんこう) 火底(かてい)に坐して笙を吹く


Sbweb


1枚目に書いた字は 聲 (声の旧字体)


Cweb


2013年の炎龍とともに


Fs1


想いをのせ、天に届きますように


Sdsc_9383


書家 齊藤江湖さん

「2013年、福島へ行きました。
そのときに自分に響く声にたくさん出逢って。
その声を天へ届けたいと思いました。」


Fs3


Sdsc_9416


2枚目


Fs8


『 聲 降りそそぎ  春 めぐる 』

天にかえった聲

それはやがて雨となり
またこの地に降りて春を呼ぶ 


Sdsc_9633


書きあがった書は奥村邸で保存し
折々で飾られる予定です。


Fs5


冬至 一陽来福の炎と音*あったかスープの会

無事 終宴


Sdsc_9658


この日、すいら おにいちゃ シェフは
くまさカップに

 白味噌とクリームチーズのスープ

中には

レンコン・赤こん・なんきん・ぎんなん・人参 etc.. 


Sdsc_9055


そして

 にんじん肉まん の中には

レンコン・ヤーコン・みかん・大根・人参 etc..

と、盛りだくさんの  を掛け合わせてくれました!


1468711_499957816784646_200


足をお運びいただいた皆様、
楽しんでいただけましたでしょうか。

めぐる春に感謝して。


S


また元気にお会いできますように!

--

出典 / 宮詞 王建

金吾除夜進儺名
画袴朱衣四隊行
院院焼灯如白日
沉香火底坐吹笙


Sweb


大晦日の夜、武官が鬼やらいの号令をかけて行進し
模様を描いた袴や朱色の衣を着けた踊り子たちが
四つの組に分かれ悪鬼をはらう

宮中、どこの庭にも炎が焚かれまるで真昼のようだ
沈香の火のかたわらに楽人たちが座って笙を演奏する


Sdsc_9586


【 出演者 】

ファイアーパフォーマー ; 雪
 
和太鼓;大橋亮介/黒川昌典
笛;小林茉莉子

書;齊藤江湖

(Photo 札辻将徒、Maki Takahashi クリックすると大きくなります)

|

« もち花の柳が実を結んだ日 | トップページ | 玉穂さんの桜の下ガリ(根付)が帯留になるって! »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。