お宿 翠の里時間(南相馬の山田神社*春の例祭)
前回書いた深堀氏のライブペイントから
約1ヵ月後の4月22日。
もういちど福島県南相馬へ行きました。
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福島駅で集合して南相馬へ車で移動しました。
車には、絵師 はとさんと名古屋で活躍の作家MARUさん
ダンサーで振付師の小林由佳さんと服部晴子さん
「2年たってもなにも変わらないんだね」
だれかが言った。
明日は1年に1度の山田神社
春の例祭の日です。
現地で下見をして宿泊場所の
『翠の里』 へ向かいました。
お宿は はじめまして&また逢えたね大宴会 2秒前
『翠の里』は農家民宿です。
完全無農薬のお野菜と
美味しい料理が評判のお宿。
震災前、南相馬市は福島県内の中でも
ひときわグリーンツーリズムがさかんな地域で
農業体験ができる民宿がたくさんあったそうです。
ここは福島第一原発から30~40km。
震災直後、テント等を張ることもできず、
南相馬にボランティアに入る際には、
多くの方が車中泊の状況の中、
翠の里オーナー小倉さんは宿を開放し、
ボランティアの人々を無料で泊めていたと知りました。
このカレーはおかあさん秘伝
震災からずっと継ぎ足しています。
と言っても完食になるので、すこしだけ残して
次へリレーされています。
ここに着いた方の美味しいカレーの記憶も
口コミと一緒に伝わっていました。
「みんな、カレーは好きでしょ ^^」
震災直後、地元の野菜が思うように使えず
食材調達が大変な時期
どうやっておもてなしをしようかと苦慮の末、
カレーに行き着いたと聞きました。
漁港で元バイヤーだったおとうさん
魚料理は得意です
鯛のお刺身、美味しかったなあ
かぶと煮も火の通り加減抜群で
あっという間になくなりました!
台所ではおかあさんが片づけをしながら
みんなの朝食の準備。
お味噌汁の味見をしていて。
おすそ分け、いただきました☆
カニのお出汁がきいた
郷土料理のお味噌汁。
(のっぺい汁って言ってたかしら、、忘れてしまった)
呑んだ胃に沁みしみ~
美味しかった!
順番にお風呂を待っている間
おなごトークだったり。
仕事をしたり。
お宿帳を書いたり。
多い時には初対面のボランティアさん同志が
川の字になって雑魚寝された時もあったそうです。
夜遅くても朝は6時30起床。
鶏の鳴く声。
みんなで朝ごはん。
同じ釜の飯を食う そんな言葉を思い出しました。
『翠の里』の行ってらっしゃいの朝ご飯。
「なにかしなきゃ」と思い立った1人1人が
ここで集い小さな仲間になって、時の流れとともに
いつのまにか大きなネットワークでつながっていく。
ここで、人の想いの力を実感しました。
最初は福島のために、とかなにかのきっかけで
来福された方々が
次は、おとうさんとおかあさんに会いにくる。
心を感じるおもてなしや
居心地の良さ、美味しいご飯。
やわらかな光りまどろむ朝でした。
『翠の里』で、ぽっぽ手ぬぐいも
購入いただけます ^^
南相馬に行くと言うと、
想像ができない凄い場所なのでは、、
と、周囲に心配されます。
4月の南相馬は桜と田園がひろがる
本当に美しい春の里山の景色がありました。
宮司 森さんと合流して
山田神社に向かいますょ。
→ 春の例祭の日のこと →
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