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2012年1月 3日 (火)

茶杓の銘を書いてくださる書家さんのこと

時季の茶杓 】 の最大の特徴はお客様もご一緒に

そのすてきなアイデアは今回お世話になる
書家さんからいただきました。

「茶杓の銘は、その作者又は所持者が自分の思うところや
 感ずるところから名前をつけるのが本来...」

そぅ、茶杓の銘は想いが映される

表装を気にして、私はとても大切なことを見落としていました。


Dsc_0653


今回、どなたかにお願いすることが決まったとき
茶道にきちんと向かい合っている方に
お願いしようと思いました。

茶杓はお道具だから。

字が上手とかそういうの以上にお点前を通じて、
茶の心に触れている人が良いなぁって。

私が通っている茶道のお教室の大先輩の
Sさんにお願いしました。

Sさんは学生のお茶会まで面白がって覗かれる
やわらかな方で、一緒に色んな機会をいただいてます(人)

 東京大学茶道部 師走の茶会のこと

野庵の活動をとても理解してくださっていて
最初の野庵の印を作ってくださった方でもあります。

 2007年 歌留多の会のこと (末尾に登場)


In


野庵のイベントの大きな看板や「受付」「東司」「入り口」等の
張り紙にいたるまで、イベント時には必ずSさんの手が入っていて
いまや雰囲気作りの底力

この茶杓の依頼をした際、まず辞退されてしまいました (><;
それぐらい 銘 を書く行為は大変で。

ただ、この時点では銘は野庵とSさんで付けようと
思っていたのですが。

色んなやり取りと説明のあと、電話で

「手紙を書きます。電話より手紙で伝えます。」

と言われ、はっきりお断りされるかと
ビビりまくりながら待っていたら、
冒頭のすてきな提案をいただきました。


Dsc_0229


見守ってもらってるなあって、どうやったら
お返しできるのかなって考えます。

時季の茶杓は今から四季を通じてお披露目となります。

たくさんの人の手と気持ちを添えてのお届け、
どうぞお手許に届いてからも、たくさんのお話が加わって
一緒に楽しんでいただければ嬉しいです ^ ^

いつか桜や紅葉のころに、一緒に野点でもできれば
シアワセですねぇ

--

あ。

Sさんの本職は某お寺さんでいろんなものに
書を書かれています。

卒塔婆とかにいたるまでっ

なんでもござれ 達筆このうえない方でしょ

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