日本最古の神社で炎を切り出す斎行
「大和の正月はご神火で明ける」
1月1日の午前1時、日本で最も古いといわれる神社で
古式にのっとり火を起こし、炎を切り出す神事があります
そんな面白いことを教えてもらったので
年迎えは大神(おおみわ)神社にいました
神殿奥からぽぅっと浮かび上がる
切り出されたご神火
3本の大松明に炎が分かれる
拝殿前でわぁっと歓声があがった瞬間
あっという間に視界のなかを大きな炎が
過ぎっていきました
繞道祭(にょうどうさい)
道、繞(めぐ)る祭り
氏子の若者が大松明の火柱をかつぐ
ここから三輪山麓に鎮座する摂末社18社を
走って巡拝するとか
人と炎が呼吸をするようにシンクロして
大気に火の粉が舞い上がる
鳥肌が立った瞬間
寒気と街灯のない奈良の細い道に
炎が浮かび上がる
大松明と小松明が鬼火のように揺れて
闇に溶けていく様はこのうえなく非日常で
祝粛と舞いあがる炎に惹き込まれました
こういうことやって良いんだ
とか
思っちゃった(笑
私も担いで走りたひ
道々に落ちる火のかけら
火を追いかける消防団のおっちゃま
大神神社は本殿を持たない三輪山自体をご神体として
仰ぎ見る原始神道
新しい年に最初に見た炎は太古の匂いがした
年始には奈良が大好きな仲良しさんが
ゲストハウスに滞在するから
お土産話に火の欠片を持ち帰りました
今年はどんな炎が見れるだろ
まずは
「だれも怪我をしませんように」と
祈願してきましたょ~(人)
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