美(うま)し茶杓 せんせー!名称が読めませんっ!
【 時季の茶杓 】 がお披露目となりました☆
準備に時間と多くの人の協力があったこの企画、
盛大にハレの日に祝いたいと元旦にお披露目と致しました
茶杓 はお抹茶をすくう 匙 スプーン です。
どんな茶杓があるのかな
今回、たくさんの茶杓からとっておきを
選りすぐり、もとめてまいりましたょ!
どんな視点でこのコたちを選んだか、
知って使ってもらえたら、それは愛着が増すと思うので *^ ^*
まず日本産の竹で日本の職人さんが作ったものであること。
形や景色にこだわりたかったので茶せんでお世話になっている
奈良県高山の良斎工房へまいりました
ここは500年続く竹の老舗
おぉ たくさん!
庵で今回扱う茶杓は竹で出来ています。
素材は同じなのに質や状態で
白竹・煤竹・斑・胡麻・そぎ目・虫喰(虫穴) と
景色に差が出てきます。
よく見るこのタイプは 白竹。
白竹の茶杓には詰筒も 白竹 と揃えます。
書き添えられた字は 銘(めい) です。
(この茶杓のお名前)
これは「太白」 と名づけられた茶杓です。
ココロ奪われました
銘 で印象が決まる。すごーく大切。
【 時季の茶杓 】 はお客様にその大切な工程を
楽しんでいただこうと思いました。
いろんな書き添え方を提案させていただきますので
相談しあい、極上の1本に致しましょう☆
景色で茶杓を選んでいきます。
最終的に良斎さんにお伺いをたてました。
「茶杓は道具やから、「用の美」
見た目の美しさ以上に使ったときの美しさが大切。」
なるほど 学びます。
茶杓の反りや長さにあわせ、各々ふさわしい筒を
選びました。
茶杓はとても奥深くて、名称や鑑賞のポイントを
知っていると、一席の味わいもまた殊更にぐぐっと
深まると教わりました。
家に帰ってさっそく本で復習を
せんせい!名称がたくさんありすぎです (><;)
節上(ふしうえ)・節下(ふしした)の景色
お抹茶をすくう櫂先(かいさき)の撓(た)め方、
節上先端の露(つゆ)の削り方、
一番端下の切止(きりどめ)の形
ゆっくり覚えます
細部に至るこだわりは機能を備えた美しさに集約されました。
日本の美しいが凝縮されたとっておきの1本です。
明日は「銘」を書いてくださる書の達人のことを!
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