ゆかしい日本の飾り☆京水引の工房へ行った日のこと
京水引を今度からコトホギ屋で扱える運びとなりました。
水引、わかりますか?
そう、ご祝儀袋に印刷された紅白のおリボン、、
印刷されるほどに生活の中で欠かせない日本の紙リボンです
これは 熨斗(のし)。
こういうお包みは 礼法 にのっとって準備します。
日本の伝統的なものなので、私が手がけるお包みは、
きちんと日本でつくられた 熨斗 を使いたいなぁって
探しはじめて、今回の出会いとなりました。
伊予水宝さんが所属する京都の水引工房 『水引館』 へまいりました!
水宝さんがつくった巣籠り鶴。
それは天を仰ぎ舞うように伸びやかで
紙の持つ清(さや)けさがとても美しくて
五感で惹かれるJAPANを感じた。
水引は紙コヨリから出来ています。
細長い紙をコヨリにするところから。
コヨリ作りはかつてはお裁縫と並んで、女学校で教わるたしなみ、
きれいなコヨリを作れることは良い女の条件にもあげられたとか、、
何でも買えて便利になって、かわりに
そういうのを知らなくなったのは寂しいなぁ
京水引はさらに極細の糸を巻いて作られます。
糸が巻かれている分、通常の水引とはハリもコシも歴然の差
そして、水引の地の色と巻く糸色で色彩豊かな水引が
工房には糸巻き用の機械が置いてあって
京水引は、ここで作られていました。
素材へのこだわりは造形の佇まいに影響する。
あの目を引く曲線や、緊張感であふれた直線ライン
それが時間を経てもキープするのは、水引そのものの
しなやかさと強度がとても重要だそうです。
工房の水引専用棚。
手で水引をつくれる熟練さんがもういないのだそう。
そして水引でなにかを作れる人も。
古来からある日本の奥ゆかしい Paper Art 。
次代への継承が今後の大きな課題となっていて
なにかすこしでもお役に立てるかな、と思案中。
京都在住の水引職人、伊予水宝さん
この道、60年。
祇園祭や皇室への献上品も手がけられた
すばらしい手をおもちです。
「正面から撮影するときはちゃんと準備するからね、今は写さんとき」
京都のお婆ちゃまは、いくつになってもシャンとしていて
本当にステキ
近代、水引の礼法は女性の欠かせない教養、
作法として教えられたとか
こういう知識が身についている人に接すると
とても良い育ちの方だなぁと思う
今まで取りこぼしてきた「昔からの良きもの」
せっかくの機会に学んでいきたい
みなさまも是非ご一緒に☆
京都で「あわじ結び」のワークショップとか、
考えておりまする
この工房は昔からの水引屋さん。
今でも伝統にのっとった祝儀袋の表書き等も
きちんと手がけられていて。
コトホギ屋は引き出物によくお声がかかるので
冠婚葬祭でとても頼りにできる場所ができました ^ ^b やったね
(軽いので壁にも飾れます)
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