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2011年11月10日 (木)

ゆかしい日本の飾り☆京水引の工房へ行った日のこと

京水引を今度からコトホギ屋で扱える運びとなりました。

 ● 京水引の福飾り 祝い亀

水引、わかりますか?

そう、ご祝儀袋に印刷された紅白のおリボン、、
印刷されるほどに生活の中で欠かせない日本の紙リボンです


_11


これは 熨斗(のし)。

こういうお包みは 礼法 にのっとって準備します。

日本の伝統的なものなので、私が手がけるお包みは、
きちんと日本でつくられた 熨斗 を使いたいなぁって
探しはじめて、今回の出会いとなりました。

伊予水宝さんが所属する京都の水引工房 『水引館』 へまいりました!


Noshi


水宝さんがつくった巣籠り鶴。

それは天を仰ぎ舞うように伸びやかで
紙の持つ清(さや)けさがとても美しくて
五感で惹かれるJAPANを感じた。


Dsc_0232sugomoriduru


水引は紙コヨリから出来ています。

細長い紙をコヨリにするところから。

コヨリ作りはかつてはお裁縫と並んで、女学校で教わるたしなみ、
きれいなコヨリを作れることは良い女の条件にもあげられたとか、、

何でも買えて便利になって、かわりに
そういうのを知らなくなったのは寂しいなぁ


Koyori


京水引はさらに極細の糸を巻いて作られます。

糸が巻かれている分、通常の水引とはハリもコシも歴然の差
そして、水引の地の色と巻く糸色で色彩豊かな水引が


Mizuhiki


工房には糸巻き用の機械が置いてあって
京水引は、ここで作られていました。


Kikai


素材へのこだわりは造形の佇まいに影響する。

あの目を引く曲線や、緊張感であふれた直線ライン
それが時間を経てもキープするのは、水引そのものの
しなやかさと強度がとても重要だそうです。


Kikai1


工房の水引専用棚。

手で水引をつくれる熟練さんがもういないのだそう。
そして水引でなにかを作れる人も。

古来からある日本の奥ゆかしい Paper Art 。

次代への継承が今後の大きな課題となっていて
なにかすこしでもお役に立てるかな、と思案中。


Tansu


京都在住の水引職人、伊予水宝さん
この道、60年。

祇園祭や皇室への献上品も手がけられた
すばらしい手をおもちです。

「正面から撮影するときはちゃんと準備するからね、今は写さんとき」

京都のお婆ちゃまは、いくつになってもシャンとしていて
本当にステキ


Photo


近代、水引の礼法は女性の欠かせない教養、
作法として教えられたとか

こういう知識が身についている人に接すると
とても良い育ちの方だなぁと思う

今まで取りこぼしてきた「昔からの良きもの」
せっかくの機会に学んでいきたい

みなさまも是非ご一緒に☆
京都で「あわじ結び」のワークショップとか、
考えておりまする

↓ 伊予水宝さんの【祝い亀】、期間限定での販売です!


Dsc_0352700469


この工房は昔からの水引屋さん。

今でも伝統にのっとった祝儀袋の表書き等も
きちんと手がけられていて。

コトホギ屋は引き出物によくお声がかかるので
冠婚葬祭でとても頼りにできる場所ができました ^ ^b やったね


480


(軽いので壁にも飾れます)


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