« 無事復旧!! | トップページ | 虫の音を聞く会 (日本の音風景100選) »

2008年10月 1日 (水)

ACAC 

今、このタイミングで夏休みのことを書きますね。
ちょっとあっためてました。

森の中に安藤建築があってそこに
  自然と共生した野外アートがあるよ

仲良しさんにそう聞いて、青森駅から車で40分!
国際芸術センター青森 (ACAC) へ。
AOMORI CONTEMPORARY ART CENTER の略だそう、、

緑深い山の中 あたりは市内より少し気温が下がる
緑と土のにおい ここは空が広くて近い


Acac


しばし迷子(笑 どこから入るのか本当にわからんかた …

建物デーンでいらっしゃ~い っていうのじゃなくて
アートの森への導入部がちゃんとあるってこと

気持ちの準備    ワクワクしてきたっ 


Acac12


エントランスを抜けると水の気配
妖精王 オべロンが出てきそうな円形中庭の野外劇場

建物の人工直線は取り囲む森の木々がやわらかに包んで
風に揺れる水の波紋だけが動いていた
静寂でとても心地いい空間が広がる

あ    ここ 来れて良かった  そう思った瞬間


Acac1


点在する野外アートはただ静かに佇む  

四季に応じその背景を変える
  自然と対峙する存在感    んーっ  すごぃ    

この日は夏の匂いのなかお出迎え


Acac2


ここは創作棟  ACACの特色は、アーティスト・イン・レジデンス

敷地内に宿泊棟があって国内外のアーティストが滞在して
集中制作を行う設備が整っていることが一番大きなプログラム

ある程度の期間、時間や余計なものにとらわれずに作品作りをする   

    日本の公的機関 やるなぁ
 

Acac3


森に点在する作品はブロンズとかの彫刻とかじゃなくて
この大地や森と一緒に四季にあわせ時を経て朽ちていく
主にそんな作品が地元の素材をもとに作られているということ

  だれか コンニチワ してきそうな間


Acac4


普通、作品までに矢印があったり道が整備されていたりするでしょ
ここはないん  不安になるほどの緑の中に点在

   遭難したらスゲかっこ悪ぃ   あぁぁ お水もう1本買っとけばよかった

そんな意味不明なことを思いながらドキドキしてました

ちなみに私の方向音痴っぷりはひどくて 
地図を回しても位置関係が把握できない人です…


Acac5


不安に泣きそうになりながら進むとね
こんなステキな空間が待っていてくれたりする訳で

やばぃ  楽しすぎでしょ


Acac6


耳に残るのは虫の音と自分が踏む草の音 

小さな虫もこの自然共生の環の重要なメンバーで、
私は入れてもらってる  侵入者にならないよう注意
 

Acac7


この押しつけがましくない空間
それは自然のなか静かに佇む安藤建築の力
  ベネッセハウス  天保山  星の子館  地中美術館 

色々行って感じたことがあって
安藤さんの建築は緑のなかが一番きれいに見えると思う

その削がれた無駄のない存在感は豊かな森を背景に溶け込む
それはもう言葉にならないほどきれいで心地いい


Acac8


静けさを打ち破るようにやんちゃなウサギさんが飛び出してきた☆
ここに来た記憶は、彼らの見えないそしてだれも奪えない財産になる

偏見のない幼少時に、豊かなものに触れあう 

    大事 だいじ


Acac10


安藤忠雄氏はかつてプロボクサーやったん

ボクシングはスポーツの名をかりて人を打つでしょ 
自分をかけて人と本気で対峙する  それは怖くないはずがない、、

私は建築は専門じゃないしよくわからない
きれぃ   いて気持ちいい  そんな感じ(笑

氏の生き方のプロフィールから作品を追いかけだした
安藤建築には包容力があって
その世界観に包まれるといつもドキドキ  感動する
それは作品に力があるから  それだけは確か

作品に対峙する力 その精神力の強さに憧れる
隙のない圧倒する直線  絶妙な光彩  それは繊細で優雅  


Acac9


お家に帰って資料を見直していたら野外アートの
いくつかの作品を見逃してることが発覚…

今度来る楽しみできたー♪ ウホホイッ

|

« 無事復旧!! | トップページ | 虫の音を聞く会 (日本の音風景100選) »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。