炎と向き合う 女性鍛冶屋 岡本友紀さん
「鍛冶の現場を撮らせてほしいんやけど、いける?」
「いいよ~ おいで。」
それで広島へ向かった
広島で鍛冶をやっている 岡本 友紀 さん の製作現場へ
明日(8/31)の日曜日、原美術館で行われる mama!milkさん のライブに
作品提供をした彼女
出発直前、そのことがJ-waveで取り上げられ友紀ちゃんが紹介されてビックリ
やっべ、、 忙しい彼女が時間を割いてくれる ちゃんと心せねば (冷汗;
当日は雨模様 ただ彼女のアトリエの周りは田園がひろがっていて
水路から流れる水の音 雨を含む風がやさしくてとても気持ちがいい場所でした
鍛冶ってわかるかな?
すごく簡単に書くと友紀ちゃんは
原料の鉄に細工を加えて、スツール等を作る人 です
かつて、中国地方で盛んだった たたら場 (鉄を作り精錬する場)
そこは女人禁制で
鉄の仕事に従事するー
それは陰とされた女性には絶対開かれない場所
彼女が現代において鍛冶をする
それは女性であるからこそ創れる作品を見れるということ
鉄を自在に操り形にする それは炎と向き合う
想像がつかないと思うので工程を簡単にご紹介しますね
① 原材料の鉄棒 → ② 先端を叩いて細くしていきます
③ 加工 → ④ 組み合わせて作品へ(この状態は未完成)
加工する際は1000℃を超える火にくべ鉄をやわらかくします
原材料の鉄は炭素量が多い (硬いけどもろい)
それを加熱して叩き冷やすことで、不純物をへらして均質で
希望した硬さの、硬い鉄や柔らかい鉄を自在に作ることができる
そして繰り返し叩く
鉄に含まれている不純物が火花となって散る
これは形を成形すると同時に鉄を強くする
鉄は硬くて本当に重い
友紀ちゃんが創る繊細でエレガントなカーブや小技の効いたポイント
それはすごい熱さの中、小さな彼女が全力で炎と対峙し生まれていた
現場にはオトコマエの機材や道具
ここに来るまで華奢な彼女が鍛冶屋ー
それが想像つかなかった
足元の2トンを超える鉄盤
その場と友紀ちゃんがしっくり馴染む
ここに来れて良かった
見せてくれて本当にありがとう
小さな作品から大きな窓枠、住宅のフェンス シャンデリア
彼女の作品は多岐にわたる
アトリエの外に出た 風に囲まれる
足元には小さな青い小花がたくさん咲いていて
なんで彼女がここにアトリエを構えたのかちょっとわかった気がした
今秋11月、東京恵比寿 「 limArt 」 さんで彼女の展示があります。
ご興味惹きましたらぜひ覗いてみてください。
2008年 11月4日(火) ~ 9日(日)
12:00~20:00 (最終日 19:00)
東京都渋谷区恵比寿2-10-3-1F
Tel 03-3713-8670
鍛冶屋 友紀ちゃんと榮さん、実は仲良しさん
秋の恵比寿の展示には榮さんの蝶や花とコラボレートした
彼女の作品があります。 (購入可)
野庵とは違った視点での榮さんの作品が見れるはず、
ファンの方は必見ですっ!!
広島では彼女のお家に泊めていただきました。
インテリア雑誌等に取り上げられる彼女のお部屋、大公開☆
友紀ちゃん、、毬詠見つけちった。
明治製菓のアミノコラーゲン 「キレイな人のキレイの秘密」 に出てるね (爆
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