いのちの食べかた
映画、見ました。
セリフやナレーション、音楽すらなにもない映像。
淡々と流れる記録画像。
それは食べ物が私達の手元に至るまで。
● いのちの食べかた
牛の種付け・帝王切開での出産、子豚を育てる為に
機械に固定されただ横たわるお母さん豚の数十。
効率のもと 「いのち」 が作出される現場。
ヒヨコ、おびただしい数のヒヨコ。それは検品され数千の鶏になり、
ブロッキングされ、システマティックに処理されていく。
大きな牛の屠殺のシーン。それは静かな流れ作業。
聞こえてきた音は牛の暴れる音と機械音。
機械に見え隠れして、生命体を切れば、当たり前に出てくる
臓物と体液。 大量の血と補助の人の手。
いのちが肉の塊となり、日常へ流れ、私と繋がる。
広大な土地に広がる野菜の収穫作業の風景、
虫のようにうごめいていたのは作業員だった。
見た人それぞれ、いろんな感じ方がある映画。
思うことは、知らないって怖い。
どれも日々営まれているであろう風景。
"食" を楽しむ人にみてほしい。
自然と 「(感謝して)いただきます」 が出てくる。
それは 罪 じゃなくて 業 だと思うから。
丁寧に作ったご飯を美味しくいただく-
それはこんなにも深いんか。
見てると消耗するので、寝ないよう気をつけて!
(3月いっぱい東京だと渋谷でやってますー。)
そろそろ、春野菜が美味しい季節。
糠床かっちゃん復活させよう~っと♪
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コメント
美味しく感謝して「いただく」、その通りだと思います
ある肉食の動物を飼っていると、自然、自分が「作業員」を疑似体験する
また、丸のままの魚介を調理する時も然り
食べるって業な所作だなあとおもう
ある肉食の動物の餌やりの話をすると
「えー平気なの」とか「(餌になる動物が)かわいそう」という反応がよく返ってくるけど、
必ずココロノ中で「えーお前だって肉や魚食ってんじゃん」っておもう
「作業員」は見知らぬ誰かにやらせておいてねえ…
ジブンは美味しく焼き肉とかお刺身とか食べてるのにねえ
その反応ってどうよw
(ゴメン、ブラックな性格で)
投稿: 月夜 | 2008年3月17日 (月) 21:46
ん。さすがですね。
そぅ、まさに「作業員」を誰かが担っていて
それを映像が淡々と指摘してくれたって感じ。
その作業を、怖いとか知らないとか言う人間で
ありたくないし。
ブラックじゃないですょ。
そいうのも含めていつも美味しくいただきたいし、だからきれいに食べたいって思った。
面白い映画でしたっ☆
今度の宅呑みも楽しみにょー。
投稿: 毬詠 | 2008年3月17日 (月) 22:17
ありがとう。
充分映像が浮かんだ。真の愚かさに気がついた。
また 目をあけることができた。
投稿: BOSS | 2008年3月18日 (火) 08:47
Bossさま
できれば見てください。
頭での理解じゃなかった。
そして美味しいごはんを
食べに行きましょう♪
そう、わたしは今の時期の
白いお花は木蓮が好きですw
投稿: marie | 2008年3月19日 (水) 01:11
ごぶさたしてます
私も「いのちの食べかた」見ましたヨ。
同感!やっぱり食べ物を粗末にするべきではないし、食べ物に対する感謝の気持ちを
忘れずに、美味しくいただきたいですね。
ぜひ多くの人に見て欲しい!!
投稿: KAORI | 2008年3月24日 (月) 21:03
KAORIさま
ご無沙汰しております。
ときどき美味しいものが満載のBlog
覗いております *^^*
この映画は衝撃でしたね。
でも、一緒にご飯を食べる人には
見ていて欲しいーそんな内容でした。
また映画情報も楽しみにしておりますw
投稿: 毬詠 marie | 2008年3月26日 (水) 14:04