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2007年9月 4日 (火)

おわら 風の盆 (@越中八尾) 番外編



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「風の盆」は行きたいけど行きたくないなぁ っていうお祭りでした。
だって、通常5000人の小さな町に1日12万の観光客が押し寄せるんやも。

富山ー八尾間は人、人、人、、電車に乗るのも整理券が必要。


Out


どんな小さな露地も、観光客だらけ( ´△`) そして私も観光客(; ´△`)

編み笠で顔も見せない奥ゆかしさとか静かな音色から
本来は、地元民のためのささやかなお祭りやったと思うん。
1年の芸事をお披露目して、五穀豊穣を祈る厳かな場。


Out1


案内をしてくれたお友達がね、
「昔の風情は、一般の観光客の帰った深夜の流し」 と教えてくれたの。
それこそ朝方までお宿で呑みつつ、うつら寝て、4時ごろ外にでた。
道の両側は野宿(?)の人、人、人、、(:D)┼─┤
(もう、笑うしかない感じ…)

とにかく人がいない場所を探して歩いた。
ていうか、道に迷って帰れんくなってた・・・


Out3_3


お祭りのコースから外れると、昔ながらの坂と家々。
町中をわたる水路の音が気持ちよくて。

そんな朝もやのなか、舞い終えた踊り手たちに遭遇。
編み笠をとって手をつなぎ、家へと帰る。

観光化された場より、舞台裏でもこういう光景が好き。


Life


彼らの後を追って、無事お宿へ戻れまひた。
(町で浴衣が決まっているので方向の予想がついたっ。)

          
                       ●○
  
「大人」に焦点が集まりがちな「風の盆」。
やっぱり舞台裏ではチビッコたちが大騒ぎしてました(笑


Child_2


「まぁま・・・」 お母さんとはぐれた女の子 
 (その後、ちゃんと見つかりましたよ☆)


Child1


いつか彼女たちも顔を隠し、何かを秘めたように踊る日がくる


Child2


風情ある影を心象に残す、そんなお祭りでした。


Out2


今回、9名で民泊したん。
雑魚寝したみなさま、とても楽しかったです~♪




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コメント

富山の仕事で、おわら風の盆の話は聞いたことがあります。その前後、その関係でお客さんも忙しい。
深夜は、関係ない人は行けないって、富山の人は言ってたけど、観光の人は深夜も大勢いたんですね。
深夜の流しは、TVの特集でやっていたのを見たことがある。TVなんかで放送したら、そっちの方が見る価値ありって思うものね。
見たい気持ちも分かる。
地元の女性は、稽古が大変らしい。なにせみな素人だけど、ある程度の年齢になると、主役級になる。みっともない姿は見せられない。なので稽古も大変らしい。踊り子になるのも決心がいるようだ。

昨日から明日まで実家で祭りがあります。今年は、まったくの平日ど真ん中で、ちょっといけない。
芸者さんが乗った山車が何台も出て、とくに夜は楽しい。今度行けるのはいつかな。
日本の、とくに地元の祭りは日本で生まれて良かったなあって、思い起こします。

投稿: norisan | 2007年9月 5日 (水) 12:20

今回の旅ではお世話になりました~。素敵な写真がいっぱいですね。さすが立派なカメラであちこち回っていたはず!
あのお祭りを体感して、こういう裏方写真を見るとうれしくなります。
子供達がとてもかわいい。大人になって町を出ても、自慢の故郷でしょうね・・・

またご一緒しましょう!

投稿: タッコ | 2007年9月 5日 (水) 23:56

norisan様

あら、ご実家はいずこでしょう?
この3日間のための1年、「ハレの日」を感じました。
それがかつては普通だったと思うのです。
娯楽が蔓延し、恩恵にどっぷり浸っていますが(笑
「ハレ」と「ケ」は意識したいなと思うのです。

地元のお祭り、見れるうちにがっつり見てください!
私の地元は段々風習が薄れていって寂しい感じです。


***************


タッコちゃん

こちらこそ、本当にありがとです~☆
どこまでも一人行動でスイマセンでした(汗

ステキカップルにかなりロンリー感じましたよっ(笑
姿勢の良い粋な浴衣姿のご主人とタッコちゃん。
わたしも負けへんっ~。(なんのことだ、、一体)

また、お会いできる機会をとても楽しみにしています☆

投稿: marie | 2007年9月 6日 (木) 19:15

毬詠さん こんにちは
実家いずこ?

栗山米菓のHPで写真が見られます。
http://beika.com/nakajo/new_page_8.htm
こんな感じの田舎です。

投稿: norisan | 2007年9月 7日 (金) 12:18

地元が富山県の者でも、なかなか見に行くとなると気合の要る「おわら風の盆」。観光客(もちろん私もその1人ですが^^)にもみくちゃにされるイメージがありますが、毬詠さんの写真がとても素敵でやはりまたじっくりと行ってみたいと思いました。とくに番外編の写真、ほんとうに見入ってしまいました。

投稿: ひろ | 2007年9月 8日 (土) 15:20

ひろ様

時と場所を確保しないともみくちゃにされますよ(笑

この写真は本当の舞台裏。
そこにこそ、リアルな「おわら 風の盆」がある気がして。

精神世界の高い素晴らしいお祭りだと思います。誇れる地元、とても羨ましいです。

投稿: marie | 2007年9月10日 (月) 17:13

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» 【季節のこと 第3回 おわら風の盆ツアー無事終わる】 [和のこころ ]
5月5日から相棒sammyと奇数月の最初の土曜日に季節ごとに楽しむ会をやっていこうとはじめて、はや今回3回目。 ●5月5日 端午の節句 横浜の会●7月7日 七夕 佃の会そして、今回 ●9月1日 二百十日 富山、八尾おわら風の盆ツアー でありました。 今回は、前回の季節のこと・・のような形式ではなく、単なるスペシャルおわらツアーとなり、毎回5名の参加者でありますが、なんだかんだいっているうちに 結局9名で大移動した大所帯の会となりました。ご一緒してくださった皆様、ありがとうございます!すこしずつ、思... [続きを読む]

受信: 2007年9月 7日 (金) 00:24

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