« 2007年7月 | トップページ | 2007年9月 »

2007年8月31日 (金)

野庵から大切なお知らせ

野庵を気にかけてくださっている大切なお客様へ

8月31日です!昔は泣きながら40日分の日記を書いたり
自由研究をでっち上げたりしてました(汗

大人になってよかた~、、

私をとりまく最近とこれからのことをちょっと書きますね。

実はここ2ヶ月、仕事が終わったアト、某骨董屋の師匠に
弟子入りし(下働き?!)青山のギャラリーで 「東洋美術」と
「焼きもの」の鑑定の訓練を受けています。
良いものか粗悪品かの区別はつきますが、
もっともっとより深いところで作品を感じとりたいと思って。
読んで、触って、確かめて、向き合って (叱られて、、)
一から学ばせてもらっています。


Blue_2


もうひとつ、今、地方の地場産業がとっても頑張っていて、
小さな小さな会社が世界中から注目を浴びる製品を
作っていたりすることがあります。
庵の素晴らしいARTISANとコラボレーションできないか等、
色々な企画の波がきていて。
毬詠、実際に目で見て体感しないとわからない人なので
風の吹くままに、モノが生み出される場に遠征していきたいと思います。
(遠征結果はこのBlogでご報告いたしますね。)

明日は、富山は高岡で素晴らしくモダンな鋳物を創り出す工房にいますっ。
ドキドキドキッ☆ やばぃ、興奮してきた O(≧▽≦)O


Wind


そんな訳で、今は私の力を蓄えさせてください m( )m
ですので、年内のお着物イベントはいたしません。

ただ、切り紙作家の矢口加奈子さん&野庵で
ワークショップを11月と12月に計4回、開催します!
今、とってもご活躍の矢口さん、10月にNHK「おしゃれ工房」出演決定です☆
11月に個展も開催しちゃいます。(詳細はすべて後日。盛りだくさんぇ☆)

他にも、野庵の作品を実際に手にとっていただける場が
なんと「銀座」に出来ました。(詳細は明日「お知らせ」で☆)

丁寧に創られた日本のココロを感じるものを、皆様にきちんと紹介できればいいなと、
そして若手のArtisanとともに、私を含めTEAM野庵も成長できれば嬉しいなと思いつつ。


                ●○


深堀隆介さんから「赤モチ」ちゃん・「黒モチ」ちゃんを
お待ちのお客様へ、直筆の お詫び状 が届いております。

詳細はこちら

Yougajou_3


                ○●


バタバタに見えるかも知れませんが、いたってアフォーンな感じで
日々を過ごしてます。
ただ、メールのお返事の遅延だけ、お許しくださいませ。

2007年後半も、ゆらり庵のペースで頑張りますので、
ゆるく見守っていただければ幸いです。
(せやっ、ユルイと言えば →9月着付けの会、生徒さん募集中. 残席4. 
年内最終会です! 早っ∑q|゚Д゚|p)

| | コメント (6)

聖域を越える玉穂さんの技術

最近涼しくなりましたね~

野庵、秋のはじまりは玉穂さんの作品からはじまりますっ!

作品の撮影中、小さいけれど圧倒的な力を持つ作品と
直に対峙し、のまれないようかなり必死でした (冷汗


【獅子】
Sisi635480


玉穂さんの実力には溜息が出る。京都若手で随一。
その可能な彫りの種類を、今度現場で撮ってきますね。

その想いと技術が合わさって、美しさに昇華される瞬間が
とても見たいん。

■打出地彫り
一枚の板地金から柄の部分を残し、周りの地の部分を一段彫り下げます。(地鋤き)
柄の部分を裏から打ち出し、柄を浮き上がらせます。
浮き出た柄の部分を表から彫ったり、なめらかにして柄を作り上げます。

■薄肉地彫り
地鋤きは打出地彫りと同じですが、柄の部分を打ち出さず、
1ミリ程度の範囲内で柄を彫り、上前下前をつけ、立体感を出します。

■本地彫り
地鋤きは打出地彫りと同じですが、柄の部分を打ち出しません。
もともと厚い板地金を使い、彫り下げて打出し地彫りと同等ぐらいの
立体感を出します。


【青龍】
Seiryu480


■片切り彫り
柄を水墨画のように彫っていく技術です。鏨の刃の片側で地金を
切って彫っていくため片切り彫りと言います。

■肉合彫り(ししあいぼり)
一段下げて柄を彫る技術です。内側に向けて柄を彫り地金の面より一段下げ、
その中で本地彫りをし、立体感を出します。

■毛彫り
毛のような細い線で柄を彫る技術です。

■蹴り彫り
一定間隔で打ち込み引きずるようにして柄を彫る技術です。

■うっとり彫り
比較的薄い板金に模様をつけ、裏から打ち出し仕上げます。
打ち出し地彫りと違い打ち出した表面を彫らない点です。

■象嵌
ある金属の地金に別の金属をはめ込んで模様を描く技法です
模様が平らな平象嵌、立体の地彫りを入れ込む高肉象嵌なども出来ます。

【参考作品 菊の引出し飾り】
Gyokusui


9月にお披露目の庵の企画でも(まだナイショ 9/1UP!)
庵のために彫っていただきました。

これからが本当に、怖いほど楽しみな作家さんです♪

| | コメント (1)

2007年8月29日 (水)

深堀隆介さんのアトリエ訪問~☆

「毬詠さん、アトリエ完成したよー。」

ということで、夏草の匂いのする深堀さんのアトリエへ
遊びに行きました。 (@横浜)

ガレージを改装した、白ベースの手づくりのアトリエ。
私、ここ大好きです。


Photo_4


まさに作品が生まれる現場。
ドキドキが絶好調に達して呆けてしまいました(笑

興奮しすぎだっ、、


Photo_2


今度の「百済2007」出展作。 ここで製作工程の半分。
流れるように泳ぐ和金が完成して、どんな世界に惹き込んでくれるのか
今からとても楽しみです~♪


Photo_3


深堀氏のアトリエは草と土の匂いのするところにあって。
ガレージ入り口ではカナブンが北斗七星のようになっていた(笑

   ふ、ふかほり先生っ!!

小学生のような笑顔で虫捕獲に熱中されてました(笑
(やばぃ、、こんな画像載せていいんだろか。)

とても気さくな深堀氏、個展会場にも、ときに顔を見せますので
名古屋近辺にお住まいの方は、是非足をお運びくださいね。
深堀氏、年内個展最大です。 (9月8日(土)夕方には毬詠もおります~。)


Photo


また、1つ大切なお知らせ。

深堀氏監修の【赤モチ】・【黒モチ】ちゃん年内の再刷が難しくなりました。
お待ちのお客様には大変大変申し訳ありませんが、今あるサイズのみで
対応させて頂きます。
氏から詳細連絡が来ましたら、庵のお知らせで正式発表いたしますが取り急ぎ、
Blogでもご連絡させていただきますね。

| | コメント (4)

2007年8月28日 (火)

おやすみの日2

お家のお掃除に突入。今日はメールはあけない日。

お昼。 冷たいおうどんと鰯の生姜煮!!
お薬味に根生姜と大根おろし。 
磯の香りがする美味しい焼海苔、ほしいなぁ。

Lunch


この日は、国立博物館に行きました。


Noon


朝焼けより夕焼け。 
空の色がもやがかかって包むようなやさしい光になる。


Evening


夕焼けの中、その辺で買ってきた焼き鳥とか春巻きとか。

で、てきとうに座ってお外ビールっ さいこー♪
下町はこれだからやめられない。


Night


夜はこれからですよ(笑  はぃ。


Akariya


あ、長野の酒蔵からお酒が届いたんっー!!
1回で消費できるよう大きいの2本☆
   
   で、みんな、いつ空いてるよ?         > 愉快な仲間たち

この煉瓦色の酒ケースは外呑み時に、良いイスになりますね(笑
                             

Osakeosakeosake


忙しくても、ちゃんと遊びます。
なにもないうだうだの日 私にとってこれ、とても大事なん。

今日の皆既月蝕、楽しみにしてたのに雨や~ (T^T。
昨夜の午前2時のお月様はとてもとてもきれいやったん。

| | コメント (9)

おやすみの日1

お休みの日の朝は水やりから。

我家のウォーターコイン  このコはきれいなお水が好き。

このコのために円柱のガラスの花器をはりきって買ったのに
水替えのとき割った、、3日ともたなかった、、
今度はブリキ製にしてみた。


Watercoin_2


お家のグリーンを全部お風呂場へ運んでみんなで水浴び。


Greengreen


その間、洗濯機をごんごん廻す。


Day


笑われるほどお洗濯好きです。
シーツもタオルケットもお日さまでふわふわが良い。


Day2


金魚のお水替えをします。

梵天丸と茶々はなにかと一緒でくっついて泳ぎます。
なんやねん、、きみら。 


Day_2


光熱費のなかの水代だけがいつも突出して高い訳だ 。。;

| | コメント (1)

2007年8月24日 (金)

今週末 TV見る人っ!!

矢口さんのTSUTAYA CMが今週末限定で流れてます~。

朝から 「見ましたっ!!」
「番組と番組の間に矢口さんがっ! 衝撃でした!!!」 等々
ご報告メール多数あり (笑

うち、、うちにはテレビがないんやぁ~。 。・゚゚・(>_<;)・゚゚・。
うすくて大きいの、どっかからまわってこないかなっ♪
(願望はとりあえず言ってみる。。)

矢口さんの新作足袋は来週、お披露目です。
あとね、3冊目の本がとっても良いです。

色がとっても可愛くて、ドキドキして、ふらっと知らない土地を感じたくなる、そんな感想。
お手にとっていただければ♪


Kirigami3


そんな感じでウキウキっと来週、富山へ行ってきます ヽ@(o・ェ・)@ノ~ウキウキ
富山県初めてなん~。なにが美味しいんかな。

今日ね、涼やかな音を含んだやさしい風が庵に吹いてきました♪
良い感じなのでその風、追いかけていこうかなと。


Yaguchikanako

| | コメント (0)

2007年8月23日 (木)

ナヌカビ (ねぶた祭り最終夜と花火)



▲ 東北でのこと Index に戻る ▲


ナヌカビ(七日目)、お祭りの最終夜は青森港から花火が上がって
大賞をとったねぶたが船で海を巡航する。

夕方、会場アスパムは人でイモ洗い状態(笑
朝からの場所取り、ありがとう (人)

この日の夕焼けはいまでも覚えてる。
ずっと雨雲模様だった空がスアッと開けて、薄く撫子色に染まっていった。


Photo


お囃子方の 「ラッセラ」 の声が聞こえてくる。
毬詠が跳ねていた「板金」のねぶた台船も巡航していて、
なんだか意味もなく誇らしく思ふ。


1


眼前であがる花火は本当にきれいで。
今までのご褒美かと思った。

今年最初の花火、降るような光が人をとおりぬけて消えていく。
もう今年はこれで見なくていいや。


2_2


ながれるように静かに人がひいていった マツリノアト
北の地方の夏の夜は闇の密度が濃い気がした。

明日は東京。


Last_night


翌朝は雨。ねぶたが出陣している間は絶対に降らなかった雨。
ねぶた期間中、台風の影響でずっと東北の天気はぐずついてた。
地元のおばちゃんたちは「ねぶたの神様がついてるから雨は降らん」って。
そのとおりだった。

昨夜の花火の会場に行った。
あの光の中のねぶたの解体作業を見に。

大賞を取った ねぶた師 北村 隆さんのねぶた

4


そして「板金」 北村蓮明さん(北村隆さんの双子の弟)のねぶた


3


「ねぶた」の生命は1週間。 鮮やかに祭りの翌日に消えていった。
誰に聞いたんだっけな、、 「ねぶたは真夏の夜に咲く桜」だと。
日本人のDNAが呼ぶのかもしれない。 

ねぶた祭りは「燃える体感アート」で、それ以上に奥底に「日本の心」をとても感じました。
また、来年 。


5


 ● 東北でのことは、まとめてコチラ


| | コメント (4)

2007年8月22日 (水)

たこ焼きの会☆ 人生初外寝(^^;~

ビールと焼き焼き系は最強で最高やと思うんっ!!
ということで、総勢8名「たこ焼きの会」をしました~。

簡易コンロで焼くたこ焼きは真ん中3列しかちゃんと焼けなくて
焼けた瞬間に皆の手が伸びるの(笑

たこ焼きだけでお腹がスゴ満腹になったよ。


Photo


可愛いお客様も参加☆
この子がけっこうなやんちゃさんでねー (笑

カメラを向けると 「はいっ!!ポーズ☆」


Baby1


ときおり見せてくれる笑顔が無垢で深くて。
本当に天使だなぁって思ふ。

今、こんなまっすぐな笑顔できへんちゃ。


Baby


主催者のお友達のお家の面積比率 部屋1に対してベランダテラス5 
コンクリテラスにナチュラルにお布団が引かれてて(笑 仰向けになった。

空を仰ぐのとはまったく違う感覚。大気に包まれる感じ。


Sendagisky_2


乾いた草と土の匂い、虫の声。
星も月も見えない夜、ただ風だけがとてもやさしくて。

Babyちゃんがぎゅっと指を握ってくれて 何もかも気持ちよくて (酔いすぎかっ?!
カックリ寝落ちてました (汗


Baby2


朝4:30 夜が明けだす。
なんだか気持ちが満たされて元気に自転車で家へ帰った。


Am400


なんか良いなぁ。ベランダ×お外布団 ♪ 
ちょっと出来ない体験でした。

| | コメント (5)

2007年8月21日 (火)

宇宙の中の水玉カフェ(草間彌生presents)

コルビュジエ展の帰りにYAYOI KUSAMA presents

「宇宙の中の水玉カフェ」 行きまひた。

Stool


そこはちょっと怖いほどの水玉の世界


Mizutama

ヤヨイタイムの映像はすごかったよ。
淡々と「マンハッタン自殺未遂常習犯の唄」を歌う彌生さん。
ひまわり畑のなか、ひまわりと同化した彌生さん。

ね、、ちょっと想像するだけですごいでしょお (。。;

スペシャルメニューの「DOTS OBSESSION」 1日限定 5食!
ちょうど売り切れた瞬間だったらしく、隣の可愛いおねえさんが
食べていたので写真を撮らせていただきました(笑
(溶解していくピンクのゴン太君、、に見えません ?)

Special

そしてとっても草間worldなおねえさんも☆
ラブリーですっ♪ 再び出会えたので、またきっと会えますよね (笑
あー、もっともっとやわらかい感じのおねえさんやったんよ。
(写真、がんばりますっ、、 はぃっ。)

Sakumachan


自販機もやっぱり水玉脅迫。
でも、直島の「黄色い南瓜」見て以来、私この人の作品、大好きなんっ。

彼女の作品は背景が大きいほどよく映える。狭い箱に入りきらない才能。
海に包まれた作品はとてもファンタスティックで詩的で自由だった。

Mizutama_jihanki

しっかし、このソファ SET どんな部屋にあうんじゃろなぁ、、(¥200万ほどしましたが…)

Kusamatorix

思わずお家に連れて帰ってしまった草間World の一片。
金魚ちゃんと我家のグリーンのメンテBOXになりました。

Mizutamabox

| | コメント (0)

2007年8月20日 (月)

ヒロシマナガサキ スティーブン・オカザキ監督

Wish_peace

意識的に8月に1本、原爆に関する映画を見る。
去年は「父と暮らせば」

広島出身のお友達と今日「ヒロシマナガサキ」を見た。
レビューはmixiででも。ドキュメンタリー映画です。

2人とも帰りは逆方向の電車に乗るわ、大手町で乗換えなのに
地上出口に向かって歩き続けるわ、、

深く突き動かされる映画だったね。教えてくれてありがとう。
日系3世の監督だからこそ、とれたインタビューかもしれない。
岩波ホールで9月下旬までやっています。

美しいものしか見たくないと本気で思っていますが、別次元で
知るべきことや、目をあけて見ておかなければいけないことはある。

「今、作らなければ 今、伝えなければ」
そんな監督の想いをとても感じた映画でした。

青い、青い空は当たり前で。
でも、それはとても愛しいんよね。

| | コメント (2)

2007年8月17日 (金)

矢口加奈子さん CM出てますっ O(≧▽≦)O

ご本人から聞いて、TSUTAYAのHPとか探しまくったんだけど
見つけられなかったの~ ようやく発見☆=

期間限定なのでお見逃しなく。 

● TSUTAYA ●

http://www.tsutaya.co.jp/cp/summer2007/cm/index.html

すごいステキすぎで溜息が。
お待たせですっ!矢口さんの新作UPは来週月曜日♪

Yagutisan

玉穂さんからも幽玄の世界を凝縮したすごい作品が。

作品  【翁】

こちらも来週中にUPします。
(撮影してて世界観にのまれた作品多数…
 龍に獅子、達磨 技量に圧倒されてしまった。)

Okina480

先日、深堀隆介氏からものすごい作品が届きました。
(今はまだチラッとね。)
これも撮り逃しがあってはならじっ!と数百枚、撮影。

私の写真の技量がついてこず(T^T) カメラって本当難しい。
もう、みなさんの作品がとにかくスゴすぎて(感涙 

暑くてバテてる場合ではない~。。  
とにかくがんばるw

Hasuhana

| | コメント (0)

2007年8月15日 (水)

近所のやんちゃさん

Sakae

えと、先に野庵のことを (笑

休暇前にトップのフラッシュ変わってるn…
今回誰もなにも言ってくれなかったんでちょっとアピール(笑

あと ● 【赤モチ】【黒モチ】ちゃん、発送状況のお知らせ


         *****************


毬詠にたまに「行ってらっしゃい」「お帰り」を言ってくれるやんちゃさん。
玄関前や階段下に寝てて、通ると片目を面倒くさそうにあけて尻尾だけパタッって(笑

Kotora

そいでもってちょっとだけ日陰に移動するん。

Kotora1


今日、写真撮りながらはじめて撫でさせてくれて、わかったこと。


このコ、片目しか開かない。


Kotora2


テリトリーが狭いのは怖くて動けないからなんかな。
頑張って生きようね。

抱っこしたら初めて鳴いて仔猫の顔になった。
まだまだ誰かに甘えたいさかり。

このコが小さいって気がつけて良かった。


Kotora3


この間、はとちゃんと呑んでてね。

毬詠 「谷根千で見かけるネコってみんなデカクてプリプリよねー。」
はと  「良い人が多いし、良い町の証(あかし)みたいなっ!」

本当、そう思う。

だから、はとちゃんが描くネコはみんなノシノシしてて幸せなコ。
にゃじら 然り。

(8月末ににゃじらのハニーが登場!ちら予告、、)


| | コメント (7)

津軽金山焼の窯 2



▲ 東北でのこと Index に戻る ▲


お昼です!!!金山焼の器で出してくれるレストランが敷地内にあります。

レストラン 【PATATA パタータ】
ここのPIZA窯も松宮氏のお手製。しかも自分で焼けるのっー!
こういうの、大好きです。

Kanayama1

中は広くて田園の風が通り抜ける。
暖炉は冬にちゃんと機能しているとか。
(ここ、冬もとても雰囲気がいいだろなぁ。)

Kanayama2

お話しを伺うので、ピザは今度にして、この地特産のお肉ランチ。
パスタも焼き締めのたけのこプレートででてきました。

お味、とても良し。 いや、かなりレベル高いお店だw。

Kanayama3

珈琲まで堪能いたしました。 (ね、備前焼に似てる雰囲気でしょ。)

Kanayama


Kanayama14_2

併設の工房では陶芸体験教室や作品を即売するShopもあります。ここでビールグラスと大皿、そして津軽塗りとのコラボ皿を1枚選びました。最後にお披露目します~♪


敷地内は広くてあちこちの窯を勝手に見学。
窯の中には焼き物の割れた欠片なんかが落ちていて
ここ其処に 「モノを創る」 そんな想いの息遣いを感じる。

ここも、また来ちゃうなぁ 。 
今度はゆっくりなにか作りたいなぁ 。

Kanayama15

草と土に囲まれた山あい、虫の声、周りにリンゴ畑。
途中でね、ザァーアっていう音と一緒に、向こうから黒雲が見えた。
と思ったら雨が迫ってくるように降ってきたん。

雨の降る端境を眼で見たのは初めてで。すごい。
自然ってスゴイ。驚きすぎて思いきり濡れました(笑

Kanayama16

お家へ連れて帰ったのはね、
韓国の女性作家さんが作った大皿。三つ足でお野菜の色が映える。
土々した荒い器、大好きなんよなぁ。ちなみに最大幅30cm程。
これで¥3000。 

Kanayama17

面白いと思ったのが「津軽塗り」×「津軽金山焼」の作品。
作品数があまりなくて選べなくて残念。

焼き締めのシャープさと漆のやわらかさ
これとても良いですー。 続編、期待できます。

Kanayama19

この器、今、毎日ぬか漬けが盛られています(笑
今朝は、胡瓜とにんじんとセロリ

お野菜の色に合うん~♪

Photo

津軽金山焼はアクセス要注意です!五能線 五所川原駅で降りるのですが。
1・2時間に1本の電車。乗り継ぎの狭間が40分とか、普通です。
だいたい青森市内から五所川原駅まで約2時間。
駅から2時間おきのバスで窯まで40分。よーく、練ってお出かけください!


               ○●


中鉢徹先生、渡久平様、今回は本当にお世話になりました。
素晴らしい出逢いで、言葉に出来ない体験でした。
渡久平様が「一生に残る夏」とおっしゃられましたが
私にとっても、皆さまのお陰で忘れられない夏となりました。

東京の工房で元気にお会いできます日を
心から楽しみにしております!



▲ 東北でのこと Index に戻る ▲



| | コメント (2)

津軽金山焼の窯 1



▲ 東北でのこと Index に戻る ▲



みなさま、「津軽金山焼」ってご存知でしょうか?
毬詠、今回までその名前知りませんでした。
青森市内で、初めて出逢った「金山焼き」の器、とても気持ちに引っかかった。
備前のような焼き締めと緋だすき、シンプルな計算された形、驚いたのはその価格。
(ありえん、、めためた安いっ。備前なら軽く倍はする価格設定やもん。)

「もっといっぱい見て、一番良い景色のこを連れて帰る~。」
五所川原駅からタクシーを飛ばして20分、(バスだと40分超!)
津軽金山焼きの窯はありました。

Kanayama13

ここは金山焼きが生産されている唯一の場所。
「作業場」、「窯」、「販売所」、「金山焼きの器で食べれるレストラン」が集約。

「良い作品は作る現場にある。」
早速、作ってるところはないか探検に(笑

Kanayama9

焼き物ってね、ウルトラ簡単に手順を書いてみると

粘土を成形→乾かす→焼く→冷ます→洗って仕上げ  こんな感じ。

ただね、とてつもない手間と時間、経験・努力がそこには隠れてて。

Kanayama6

それを目の当たりに体感させてくれた素敵な出会いがありました。
東京 下北沢で陶芸教室を開催されている 中鉢 徹先生

「こんにちわです~。」 いきなり薪焚き現場を訪れた毬詠に
温度の説明から、今どの工程で何に気を配り、次の工程とその準備
他、ここが世界からもとても注目されている特殊な窯だということを
作業をしながらとても丁寧に教えてくれました。

窯に薪を入れて温度を上げます。 (目標温度 1230度!)

Kanayama4

薪を入れると空気が入って、炎と黒煙があがる。
現場はものすごい暑さ。 大窯は6時間交代で7昼夜焚き続けるとか。

Kanayama8

薪を入れる入り口の「火の動き」を見て、これからの加減を探る。

薪窯に使う煉瓦は衝撃に強くなくちゃいけないから、密度が濃くて重いものを使う。
その分、火は通りにくい。
煉瓦が熱くなるまでの一定の時間、100度ごとにぶちあたる「温度の壁」。
温度は直線的にはあがらないし、薪を入れれば上がるものでもない。

Kanayama7

入り口の蓋は炎の色。ただ、その美しさにのまれる。
本物の緋色はこういう色なんね。

「作る」現場の空気感と匂い。
無理やりでも金山に行って良かったと本当に思った。

Kanayama5

やっと、1100度!ここでお昼交代。
毬詠、お昼もご一緒させていただいて質問攻めに(爆

Kanayama11

横では新しい「穴窯」を作る作業が黙々と進んでいました。
(左から金山焼きの窯元、松宮さんとロクロ成形担当の野呂さん)

ここには7種8基の窯があり、毎週、どこかの薪窯に火が入る。
それは日本では本当に稀なこと。(通常は1ヶ月に1度ほどだそう)

原料になる薪の確保や窯を埋める作品数(窯いっぱいに作品を入れないといけない)
ここが陶芸家にとってどれほど恵まれた場所か、この時点ですこーし理解。

Kanayama12

東京へ帰ってから色々調べてわかったこと。
津軽金山焼きは歴史がない。現当代が築き上げた窯。
だからフレキシブルでごんごんチャレンジして、沢山の窯を自分たちで築き上げていく。

今まで産地でなかった分、良い原料がたくさん残っていて
青森で取れる豊富な赤松や近隣の大溜池から良質の粘土を採取。
そこが価格に反映していた。

Kanayama18

青森を良い国産焼き物の産地にしたいという情熱があって。
その場には世界中から様々な陶芸家が訪問し、何ヶ月も滞在し、
作品作りに集中する環境も整備されている。(宿泊施設あり)
海外の作家さんの作品が多数置いてあったのも、そいうこと。

金山焼の資料はあんまりなくてここを築いた松宮亮二さんの著書
「土と炎とじょっぱりと」 と 津軽金山焼HP でお勉強。
この本、わかりやすくてオススメです。行かれる方は是非ご一読!

次は金山焼の作品で食べるご飯とかその周辺の様子とか☆




▲ 東北でのこと Index に戻る ▲



| | コメント (0)

2007年8月14日 (火)

お着物でFarewell party (@ラ・ビュット・ボワゼ)

世田谷の住宅街にあるフレンチレストラン ラ・ビュット・ボワゼ
先日、ここでフェアウェルパーティーしました。

とっておきのお店、とっておきの女子デート。気合いれないとね☆

4361

アンティークのビーズバッグ好きです。
細かくて涼しくて華やかで。今、こんな手仕事、望めません。


Bag

ビーズものは夏限定。
おそろいでふ♪

とりあへず小物から揃え、女子気分をあげていく、、(´○`;
(この日最高36度、夏着物は実は相当ツライんす…)


お店へ行く前にカフェで早めに待ち合わせをして、ポラでメッセージを仕込む。
(この間、主役のお姫様は1人お店で心細くなってたとか、、ゴメンネ)

Memory_photp

黒の夏着物を粋に着こなす彼女。
「今日は(プライドにかけて)、絶対涼しげに見せますっ!」
鬼灯簪と鬼灯の刺繍帯、オレンジ×黒のコーデ。 ブラボッ!!

Back

絞り柄臙脂の夏着物。「ウソツキ袖の会でお袖作りました!」と
お手製のお袖もお披露目。この着物、毬詠とるんたったお散歩の時見つけたもの。
似合ってたよ~。可愛いっ☆

Oppeke_princess

彼女は榮さんの蓮かんざしを主役にましろのコーデ。
おしとやかな外見と性格にくわえて車・バイク好きっ!

夏休み中、糠床かっちゃんを彼女に託して出かけたら
彼女のお家でも糠床定着っ!今度交換しよねー。

Erierierichan_2

本日の主役。矢口加奈子さんの浴衣を涼しげに☆
長野なんて近いからね、すぐ行けちゃうし、遊びにきてくださいな。

Satsukichan

YUKO先生、見てぇっ!!!!みんな超かわいいにょー(大興奮!)
全員着付けの会の卒業生なのでした。

やっぱ女子が可愛いんが一番嬉しいっ♪ ヽ( ̄ ̄∇ ̄ ̄)ノ

All

ここのお店、ハレのお食事には最適です☆
味・サービス・雰囲気 どれもとても心地いい。
カトラリーまでもChristofle。細部にこだわりあってこそですね。

Tea

駅で待ち合わせしてる時にね、
「今日は、みんなの前で絶対「暑い」って言わん~っ。」
って豪語した毬詠。
みんなじゃなくなった瞬間にヘチョヘチョに…(アフォーン
やっぱ汗疹できてた(泣 

面白画像、今日CDにやいて送ったからねー♪
お楽しみにっ。           >出席者一同


| | コメント (7)

残暑お見舞い 季節のご挨拶カード発送!

あ、暑いにょー (@@;)~
Lunchを食べに行く間の太陽光線でおもっぱし眩暈、、
(気をとりなおして…)

皆さま、残暑お見舞い申し上げます。

本日、野庵の大切なお客様限定で、季節のご挨拶カードを
発送しております。  WEBではこちら
お手元に届くまでを、ゆるりお待ち頂ければ嬉しいです!

絵を提供してくれたMarikoちゃん、ただいま初個展中です。

1_2

会期  8月いっぱい

場所  カフェ Lamp (@池袋) (以前の紹介記事

2_2

不思議な世界を魅せてくれる彼女の絵。
最近20歳になったばかり。これからがとてもとても楽しみ♪

5_2

彼女は学生で、こんなアイテムを勉強の合間にワシワシ製作中。
毬詠のお家の桐箪笥の上にも、りんごちゃんたち陣取ってまふ!

3_2

可愛いカフェ内のここそこに散らばる彼女の作品。
今はまだ未販売、ここでしか見れません。
デビューを楽しみにお待ち頂ければ☆

4_2

何個みつけれるかな?

他にも可愛いハンドメイドの作品がカフェ内に散らばっています。
Lampはね、1人で本を読んだりするにはうってつけのカフェ。
ほんわか可愛い雰囲気を味わいに、足を運んでみてください☆
(個展期間中、野庵の季節のご挨拶カードも、無料配布しています。)

6_2

毬詠のダラリ休憩所になってたりもします、、(笑
あ、挽き立て珈琲が1杯¥350とかなので、1drink お願いしますね!

| | コメント (3)

2007年8月13日 (月)

しでかすおともだち+ちんどんブラス金魚 ライブ結果報告

ここでちょっと最近のお話。

新宿のプーク人形劇場で、はとちゃん扮する「しでかすお友達」がライブを
するというので行ってきました。  直前告知、ゴメンナサイ(人)

「しでかすお友達」ってね、「安部泰輔氏(美術作家)氏のぬいぐるみに入りたい!」という願望に賛同したアーティストやダンサーが結成したきぐるみアイドルユニットさんです。

このときのライブには、ナゾの男「平山」仮面もお世話役として登場。

1

「誰やねん・・・平山って。」って思うでしょお。
会場には平山仮面の面を付けた人があちこちにおりはるん。
次は毬詠も平山仮面つけなきゃ♪

身長185cmの彼らが、踊りたおすの。
わかります?!この真夏にぇ。。 ; 
命がけのきぐるみダンス、見に行くしかないでしょお (爆

「本当酸欠でクラクラしました。」 (翌日はとちゃん談)

8

そんな内(中身)の事情はまったく感じさせず、会場は大盛り上がり☆
お客様の8割は大人だったのですが、子供も大人も大笑いの中、一緒にダンスッ。
ダンスレクチャー付きでみんなが楽しい♪

実はこのダンス、YOU TUBE で見れるように!

2

仕事中、このYOU TUBE あけて爆笑しすぎてひっくり返った毬詠、、
次のライブに行く人はマスター必須ですっ☆= 

可笑しな登場人物がどんどん増えていく様子にみんなキラキラで魅入る。
ものすごく惹き込まれるライブでした。

4

着ぐるみダンサーは海外公演もこなしている本職さん。(はとちゃん以外)
決めるトコ、そろっていて相当上手くて。

しでかすさんライブ、回を重ねるごとにとても良くなってる。
次回がとてもとても楽しみ♪

3

楽しい実力派 ちんどんブラス金魚 のライブもとても良かった!
              (↑ ソワレさんをヴォーカルとするちんどん屋風バンド)

5

客席からベリーダンスのお姉さまも飛び入り参加。
引率のお父さん、喜びすぎっ!みたいな(笑

いいなぁ。ベリーダンス☆手と腰がフルフルしてて色っぽぃん。
毬詠もやりたぃ。でもフルフルするとこないにょ、、(自爆;)

6

最後はお客様を襲う場面も(爆
(くじに当たったお客様を壇上に引っ張り上げみんなで祝福してるん~♪)

【しでかすおともだち】全国各地に出没中。見かけたら一緒に踊ってくださいっ。
mixi にもコミュあり。→ 『しでかすおともだち』 要チェックです!

7

そんな踊り子はとちゃんでしたが、今、絵師として

  なつやすみ『手ぶらでお絵かき教室』 開催中!

詳細はこちら

毬詠も8月のどこかで一緒にペタペタやってまふ。
ご興味ある方は是非っ!

| | コメント (2)

2007年8月12日 (日)

青森県立美術館 「あおもり犬」に会いたくて。



▲ 東北でのこと Index に戻る ▲


新幹線に乗る直前、「なんで青森なん?」って聞かれた。
『あおもりけん』に逢いたくて。」

そう、どうしてもあいたかった。前足抱っこしたかったん。はぎゅぅうって(笑
奈良美智さん作 8.5mの「あおもり犬」

Art10

青森県立美術館の印象は白亜のルービックキューブ。
シンプルでカツンとセンスが良くて「余白」の取り方がとくにすごい。

なにも飾ってない廊下や少しの空間ですらハッとするほど美しくて独立している。
(この感覚、写真撮る人なら特にわかってもらえると思う。)

Art6

トイレ・階段・ロッカールーム すべてが白い。ただ、嫌な(病院系の)白じゃなくて。
光彩を計算され尽くした、あたたかで隙のない「間」。

Art5

にょぁあ!ニューソウルハウスが見えてきた。
桟橋をわたるとあのこに会えるっ!!!

 ( ̄○ ̄;)ミォー! ( ̄∇ ̄; )ゲケーン! ( ̄□ ̄;)マジデ?!

えと、、ビックリしたの。 「あおもり犬」がガラスの向こうだってことに。
完全青空展示されてて、近寄れん。 学芸員さんがビタッと張り付いてて写真も厳禁。
ショックすぎて座り込みまひた  ヽ(T-T )ノ ヽ( T-T)ノミャァァ~

なにかでみた雑誌には真下足元で写真撮ってたん・・・(号泣
ハグできると思い込んでたんねー、、

でもね、雪のお帽子をかぶった君にまたあいたいと思うよ。
(美術館のブログでは、ちょくちょくこの犬のベレー帽の降雪状況を伝えてくれるん。)

Art9

展示室周辺は絶対写真禁止。

1作家1展示室で、作品のための空間が広がる。
8m超のシャガールやその魅せ方(蘭モームのvip chair)も楽しい。
棟方志功さんも記念館とは違ったスマートで近代的な印象を受けた。
展示方法って本当重要だ。

オマケの箇所でさえ魅せてくれて空間が気持ちよくてご機嫌になる館内♪

Art4

館内がね、行き止まりとかちょっと路地裏的に覗きたくなるつくりなの。

ポァッと現れた白の中にある茶色の煉瓦壁。 八角堂でした。

Art2

八角堂への道はわかりにくい。
奈良さんの「好きな人だけ見に来てよ。」的な意図を感じる。

そのやんちゃさが嬉しいし、好き☆
ねぶたの時期、館内は結構な人だったのにここは私だけの空間になった。

あとね、この窓から見える外の景色がとても良いn。

Art7

ぽかっと空の中、奈良さんだけの空間がっ。 青空だったらどんなに美しいかと思ふ。

直島で、ジェームズタレルのお空のアートを意識したときから
「ある空間の中にある作品の位置づけ」にとても敏感になった。

八角堂に入ったときから作品鑑賞は始まっているので全身で感じてみてください。
雪の日、雨の日のこのこたちも見てみたいなぁ。

Art1

外もとても楽しめました。十分なお散歩コース。
せみの音、湿った草と夏の匂い。

特集展示で「戦場のSAWADA」をやっていて、、
ピュリッツァー賞をとった『安全への逃避』や世界報道写真グランプリの『泥まみれの死』があった。
他にもベトナム戦争の写真や澤田氏のお守りの縫い付けられたヘルメットやカメラ。

この日は8月6日、私幸せだなぁってとても感じ入ったとき。

Art3

シロツメクサのグリーンの絨毯に真っ白なパラソルのおばあちゃまとお孫さん(かな?)
白の美術館に映えて、物語のなかに入り込んだ気分になった。

すべてが綿密な計算に基づく美。うーん、とてもとても贅沢な空間。
堪能いたしましたっ=

Art8

「あおもり犬」見てね、またすぐ呼ばれるなぁと感じたとき、
青森でみたかった場所の半分を切り捨てた。
ゆっくり廻ったらええやんね~。今度青森に来たら、ACAC空間実験室に行こぉっ♪




▲ 東北でのこと Index に戻る ▲


| | コメント (5)

2007年8月10日 (金)

2007 東北旅行 Index

Promise


幾晩の徹夜を重ね、追いたてられるように仕事をこなした。
とにかく東京にいたくなくて、なにもない場所が欲しくて、
なんのあてもないまま北へ向かって飛びだした。

雄大な風景が見たい訳でも、観光をしたいわけでもなくて。
なにも決まっていない時間にモヘーってしたかっただけ。
あ、各地の工房と24時間開いてるネットカフェの場所だけ押さえてたほ(笑)
この数日、跳人としてねぶたに参加したり、窯の火を入れている現場を
見せてもらったり、色んなことがあった。

人のつながりをとても感じた旅でした。
風のように自由を楽しみ、熱い気持ちで人を大切にする
そんな人達に出逢えた。 とても幸せな一週間 ☆

ごっちゃになっちゃうので Index 形式にしてみました。
少しづつUPしますので、ご興味あるとこだけ読んでいただければっ。

 ● ねぶた臨時キャンプ場にキャンプイン!
         ・キャンプ場 「食」 事情

 ● 青森ねぶた 参戦っ!1

 ● 青森ねぶた 参戦っ!2
         ・ねぶた番外編 正装と鈴の音

 ● 青森ねぶた 最終夜

 ● 青森県立美術館 「あおもりけん」に会いたくて

 ● 津軽金山焼の窯 訪問  1

 ● 津軽金山焼の窯 訪問  2
   
 ● 津軽塗りの老舗 【田中屋】でのお買物 

 ● ”静”の弘前ねぷたも感動しました

 ● 五所川原の立佞武多 今年はガンダム!

  

| | コメント (11)

青森ねぶた 参戦っ!2



▲ 東北でのこと Index に戻る ▲


夕方、ねぶた囃子の音が聞こえてくる。

交感神経が敏感になってざわざわ脈打ちだす。
夕闇のなか、笛や太鼓の音とともに「ねぶた」が息づく。

大型「ねぶた」の下にはね、数十人の「曳(ひ)き手」がいて
観客の拍手や完成でグッと近づいたり回ったりしてくれる。

Nebuta8

大歓声の中、お囃子と鈴と太鼓の音が辺りに響き渡って
その周りを何百という跳人(はねと)が乱舞する。

夜の空をゆっくりねぶたが動くとき、生きているかと思った。

Nebuta7

ラッセラー ラッセラー

 ラッセ ラッセ ラッセラー

独特の掛け声 「 らせら 」

調べると色んな説が。
良成良の当て字に 「良くなる」 という意味が。私の中ではまった。

ラッセラー ラッセラー 
 ラッセ ラッセ ラッセラー

よくなれ よくなれ どんどん よくなれっ ♪ みたいな感じっ (笑

跳ねることは本来、凱旋の喜びの表現だとか。
みんな、帰ってこれて嬉しいんねー。

3605

今年22台の大型ねぶたが出陣した。
その周りを太鼓・大太鼓・ジャガラギと笛の音そして数千の跳人。

大人も子供も性別もない熱い想いが凝縮されてそこにあった。

3331

ここに載せたのはお顔があんまわからない写真を選んでてね。
みんなのすごい良い顔の写真が撮れてるんっ☆

来年はもっとカメラ勉強して、あの音や熱気が伝わる
そんな写真撮れるようガンバルけんっ!




▲ 東北でのこと Index に戻る ▲


| | コメント (0)

ねぶた番外編 ●正装と鈴の音



▲ 東北でのこと Index に戻る ▲


青森ねぶたは正装しなければ参加できません。
足元も白足袋に草履。

ということで毬詠もレンタルで着せてもらいましたっ。
背中チラッと(爆  YUKO先生が見たらひっくり返るね。。
だって、腕まくり上げて丸見えだし腰巻がばぁって見せるし。 
ちょっと気恥ずかしくてモジモジしちゃいましたっ。

後ろの背中に鈴がついてるの。跳ねるたびにシャン シャン シャン♪
最初「?」だったのですが、跳人は全員鈴を身に付けて跳ねます。

何万人の鈴の音がねぶたを囲んで鳴り響く様は圧巻。

Suzu3

回を重ねた兵(ツワモノ)は自分なりの装備鈴。
皆が工夫していてとても可愛かったー☆

毬詠の鈴はレンタル屋さんが用意してくれました。
ねぶた浴衣買い取ったので、来年はちょっと考えたいなぁ♪
(本当にいつも形から入る奴め…)

Suzu

鈴は「幸せを呼ぶ鈴」の意味があるらしくて、跳ねてると
見物のお客さんから「頂戴っ!頂戴っ!」の声があがります。

落ちている鈴を拾いに乱舞している跳人の中に突っ込んでくる
特攻隊のような人がたくさん。浴衣についてる鈴を引っぱる人も。

とってもとっても危ないのでやめましょお 。。;

Suzu1

汗だくで跳ねながら、落ちている鈴を沿道の人に手渡す跳人を見た。
鈴の音が聞こえると、なんだか特別な気になる。

Suzu2

Indexの鈴はその残り。
「また、来年」 ですね ☆=




▲ 東北でのこと Index に戻る ▲



| | コメント (1)

2007年8月 9日 (木)

青森ねぶた 参戦っ!1




▲ 東北でのこと Index に戻る ▲


少し足早に向かう。目的地はお祭りの会場じゃない。

Nebuta1

Nebuta2

自転車組がライダーを待つ。

その瞬間を待つ。

もうすぐ くるっ!!


来たっ!!

キャンプ場で全員着替え、バイク組は隊列走行で会場へ向かう。
数百を超えるライダーと先発組が交錯する瞬間、
彼らは自転車を担ぎ掲げ、一斉に声をあげた。

Nebuta5

今回の旅で、どんな雄大な光景より感動したとき。

Nebuta3

毎年行われる「儀式」のようなもの。 言葉にならなかった。

Nebuta4

そしてチャリダーも一斉に会場へ向かう。 もちろん、わたしたちも。

Nebuta6_2



▲ 東北でのこと Index に戻る ▲


| | コメント (0)

ねぶた臨時キャンプ場にキャンプイン☆



▲ 東北でのこと Index に戻る ▲


2573_2

青森ではねぶたの時期、海の見える埠頭の浄水場施設が臨時のキャンプ場になる。

全国からバイカーとチャリダーと車がここに集う。
その数、ざっと数百…

   ● asahi 記事 


(しゅうちゃん!!記事になってる!! (笑 )

遠いお友達のおともだちがここにいてるということで、飛び込んでみました(笑
大小さまざまなテントがビッシリ並ぶ。

2577_4

仮設トイレ・仮設流し台、ゴミ集積場完備。裏手に24時までの大きいスーパー。
徒歩10分で広い銭湯。とってもブラボな環境☆

ヒラヒラしてるのは 【My 浴衣】。ねぶた専用の浴衣があってね、
汗でぐっしょりになるので、夜中に洗って干しておくの。

 ● ご飯は「食」事情編 参照。
 
Camp

北へ南へ風のように行き交う人々がいた。
「また、来年!」 名前しかしらないけれど毎年必ず会う。
ここは「約束の場所」だとか。私もまた来年ここにいたい、とてもそう思う。

Goodda

皆、キャンプ場で着替えてねぶた会場へ。
お祭り会場(市中心部)までの隊列走行はこの旅で一番感動した瞬間。

  ● ねぶた参戦!1 参照

Lets_go

朝6時前。 ジリジリ暑くなるので朝寝坊はない。
テントの中を吹きぬける風がとても優しかったこと、
土の匂いと感触、忘れない。

Morning



▲ 東北でのこと Index に戻る ▲


| | コメント (0)

キャンプ場 「食」 事情



▲ 東北でのこと Index に戻る ▲



キャンプ上に着いてすぐウェルカムドリンク、入れてもらいました☆
手動ミルでていねいに挽いた珈琲。 とても美味しかたー。
そぅいや、朝も昼も夜もいれてもらってたね (笑)

Coffee

スーパーに行けばお惣菜やインスタント類もあるけれど、自炊が基本。
行った日のお昼はゴーヤ入りの焼蕎麦。 塩・ソース・お醤油の3種類☆

Lunch

みんな「島」好きで、礼文島・波照間島・石垣島・竹富島・屋久島・西表島・・・
どこかでつながっている彼ら。

お箸は沖縄箸だし、おやつはサーターアンダギー♪

Sata

Yamachan

やまちゃんは圧力鍋と一緒にキャンプイン♪ 
この日の夜はタコライス、翌日はグリーンカレーを披露。サーターアンダギーも彼のお手製。

お料理ができる男の人は根がしっかりしてる人だと思う。「食」ってとても基本で大切で。
どんな場でも料理を作れる人って、とてもクリエイティブで豊かだなぁって思うん。

Takorice_2

あちこちからまわってくるスイカ・胡瓜・メロン・枝豆・ジャガイモ・タマゴ(?)
べいびちゃんも元気にご飯!

Aobachan

毬詠、今年初スイカ!! 道の駅で¥150 だったて!

Suika

来年にはここにスイカ畑が(笑 「種飛ばし」がいくつになっても楽しい男子。
やっぱりスイカはみんなで食べるものやね♪

Suikabatake




▲ 東北でのこと Index に戻る ▲



| | コメント (0)

2007年8月 8日 (水)

無事帰還☆ 今晩あそびませんかっ?

無事お家に帰ってきましたっ!!野宿もしないですみまひた!!
あ、青空キャンプにはキャンプインしましたっ!!
グリーンも無事☆ きんぎょーずも無事☆

本日預かってもらっていた糠床やグリーンを
お迎えに行かなきゃ。

でもね、夕方からちょっと出かけます。
うちの可愛いはとちゃんが新宿でしでかすのっ♪

準備段階で笑い転げたので本番でも笑かしてくれるでしょぉ。            
今日は、これを見るために青森を9時にでましたっ!
夏場の命がけのきぐるみダンス♪ とっても楽しみ♪

夏の旅行は楽しかったの一言で片付かない。
熱いはぁーとの、風のような人々に出逢えた。
あの忘れられない光景が撮れているかどうか…

まずは、お世話になった方々にお手紙書かなきゃ。
金山焼きの工房や津軽塗りの現場にも行ってきましたよん♪

1000枚を余裕で超えた写真を整理しながら
また明日からご報告しまふ~

                    ○●

Shideyoko_2_2

かねてより参加しているきぐるみアイドルユニット「しでかすおともだち」のイベントのお知らせです。
8月8日、新宿にある老舗の人形劇場プークにて、しでかします。初の劇場公演、
ちんどんブラス金魚との共演もあります。きぐるみの概念を超えた夢のステージ、どうぞお見逃しなく!!

日時 8月8日(水)
ロビー夏祭りopen16:00、ホールopen18:30、start19:00
場所 プーク人形劇場 
渋谷区代々木2-12-3(JR新宿駅南口より徒歩7分)
70年代のフランスのアニメーション「chapi chapo」上映
しでかすおともだち、ちんどんブラス金魚のスペシャルライブ
料金 前売3.000円 当日3,200円 小学生以下1,500円 
クリスピークリームのドーナツ付!!

しでかすさんの出番は20時からです。
当日ではありますが、19時からフランス&チェコのアニメーションの上映があるのですが、
遅れてしまうという方の為に、20時からのライブのみのチケットの販売をします。
映画料金を引いた、1700円と大変お得です。
お仕事帰りに寄れそうな方は是非!!

| | コメント (5)

2007年8月 2日 (木)

えと・・・今 大阪(笑

ちょっと予定が入り大阪に、、
もんすごく暑いわ。

用事も済みました。
心残りはYUKO先生からもらった水ナス1個
冷蔵庫に放置!
うぁぁあぁ(ーー;) もったいない。
ごめんなさいぃ。

明日、大阪から新幹線を乗り継ぎ北上予定。
夏旅行の家族連れで東京・新大阪駅はもんすご熱気、、
お父さんっ!子供より興奮してて汗出すぎっーみたいな(笑
良いですね。子供より楽しめる夏休み☆

【今日買った本】
西原理恵子 毎日かあさん 4(出戻り編)

この巻は鴨志田さんが癌闘病の最期の大事な時間を
大切な家族とガッツリ過ごしたことがキラキラと
描かれてた。     のぞみの中で沈み泣き。

西原さんのゆるくて厳しくてあたたかい、
あの懐の広さ、いいなぁ。 大好きだー♪

今日久しぶりにママンに会った。
元気でよかった。


| | コメント (1)

2007年8月 1日 (水)

深堀さん公開パフォーマンスするって!

着付師YUKOです。
毬詠ちゃんに代わって緊急お知らせ!

深堀さん公開パフォーマンスやります。
詳細は こちら .

この夏はこれで終わりかも。

Akamoti


| | コメント (0)

準備OK

では、行ってきまふ~

My_room

皆さま、すてきな夏をお過ごしくださいね。

| | コメント (3)

五稜郭めざして!(青春18切符☆)

本日から庵、夏季休暇に入ります。

ここ1ケ月、おかしいほどにアクセス数が増え、
発注数・業務のやり取りメール・問合せメールが
以前の4倍以上になりました。とてもとてもとても嬉しいのですが、
その分お客様や作家さんに皺寄せがいけば意味ないですね。

これからのやり方等すこし変えるやもしれません。
考えます。

             ●○

外周りの合間によくお空をみあげます。 
東京の空は電線だとかビルとかで切りとられ、ときにジグソーパズルみたい。


あのビルの向こうの夕焼けは、どんなに赤いんやろか


Dsc_0968


と、いうことで出発しちゃいまふっ!

新幹線のフリーチケット&青春18切符 NikonD70 それと本 あ、地図と時刻表!!
8日に帰る予定。 あ、一応 事前告知

5日朝に青森入りすればいいので、どう行くかな~☆
7日に五稜郭で20年ぶりの幼馴染と再会予定 (お互いわかるのか!)。

今回、なにもかもまるでわかりません (爆
仕事が忙しくて事前情報&アポとれなかったのと
ねぶたの時期でお宿がまったく空きなしなんやもー(笑

Marie_2




そう、5日ねぶたに跳人で参加しまふっ!ねぶたは生きている体感アートだと聞きまして。
これはやっぱし、参加せんとっ☆

衣装も手配しましたよ! 足元まで正装しないと参加できないとか。やはり神事なんだなぁ。


こんなんが東北チョロチョロしてたら声かけてくらさいなっ。
あ、やっぱあかん。夏休みなので緩みきってるだろうから (笑
多分もふもふ買い喰いしてます。

八戸の朝市もいかなきゃー!!AM3時から開いててその場で
食べさせてくれるって ヽ( ̄ ̄∇ ̄ ̄)ノ♪

ウニ見て血走ってるバカがいたら私ですっ。 みゃあ☆


| | コメント (2)

« 2007年7月 | トップページ | 2007年9月 »