プラハ国立美術館展(@渋谷Bunkamura)
「ルーベンスとブリューゲルの時代」
打合せと打ち合わせの合間に行ってきました~。
この展示会内容、毬詠のツボどんぴしゃで
絶対行きたかったん!!
展示内をまわりながら毬詠の頭の中では
「パトラッシュとあるいたー☆」
「らんっらら ♪らんっらら♪ A ZINGEN ZINGEN KLEINE VLINDERS♪
LALALA LALALA ZINGEN VLINDERS ラァラ☆」
えっ。 「フランダースの犬」やん?
ネロとパトラッシュの最期ってアントワープ大聖堂の中の
ルーベンスの絵の前なんぇ。 泣いたやろ?!
まさにアントワープ大聖堂の絵あり。当時の風俗画あり。
とても面白かたー!(←いや、それだけじゃなかったけど。。)
ルーベンスさんってお金持ちが好きそうな絵を描く代表で。(フランドルバロック)
ブリューゲルさんは農民や当時の下層階級の絵を描く代表で。
この対照的なおふたかたの絵を並べてあるのが楽しいっ。
ルーベンス(一派)の聖母子像はやわらかで肖像画は背景の功績物まで
豊かに写して、当時の上層階級の文化をふんわり今に伝えてくれる。
(肖像画でハプスブルク家の紋章 「双頭の鷲」 とかが黒ビカってた。)
ブリューゲル(一派)の町並みや庶民画は当時の町を
旅している気分にさせてくれるほど活気があって見ててとても楽しい。
個人的にはブリューゲル派の
「枝を束ねる2人の農民」 「きこりのいる冬景色」 魅入りました。
当時冬景色って「枯れる・終焉」を暗喩するとかで
敬遠されててあんまりないらしい。でも↑の絵はとても良かった。
枯れた色が貧弱じゃなくて、冬の匂いのする絵。
ブリューゲル一派が好んで「冬」を描いたのは綺麗なところばかりを
ピックアップして絵におさめる胡散臭さが嫌だったからかな。
有名な「バベルの塔」もあるのですが、なんかウォーリーを探せ的で
あんま、私は好きではない。(失礼にも程がありますね、、スイマセン)
世界史オタの毬詠としては、フランドル地方がカトリックと新教徒で
ごんごん揺れていた17世紀、その時代の巨匠2人展。
当時の時代の息吹をとても感じれて、おなかいっぱいになりましたー☆=
(17世紀 ;30年戦争、清教徒革命、ルイ14世が元気で露がバルト海を狙ってた頃)
日曜日までやっているので興味を持たれた方は是非。
(もちろん「フランダースの犬」を口ずさみながらっ♪)
とっても生臭い天使がいる絵があるん。行かれた人、わかるかなー?
とっても色彩豊かな、ネプチューンの眼前で魚かっさばいてる天使2人、、
私はあの絵、ルーベンスの流れの中では結構好きです☆
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コメント
泣いたよ。泣いた。。。
それにしても 幅広いね〜 脱帽^^
投稿: BOSS | 2007年7月21日 (土) 06:42
明日までなんですね。
私も冬の匂いを感じに行きたいと思います。
投稿: 椿 | 2007年7月21日 (土) 07:16
アントワープで、ネロとパトラッシュが最後に見た絵。見たことがありますよ。だいぶ昔です。その頃はそう言われて、あー、そうなんだあって感覚。なので、また、ゆっくり鑑賞できる年代に行ってみたいなあって、ときどき思います。絵って、その作品を作る時間を感じることができて好きです。
投稿: norisan | 2007年7月21日 (土) 08:26
Bossさま
今でも泣けますよ(笑
ミツバチはっちでも泣けますね!
歴史好きなのです。いまこの瞬間さえ
その中の点で。いろんな時代で一生懸命
生きて何かを伝えてくれる人に感動します。
その生き方が美しいからかな。
*************
椿さま
是非☆ 感想聞かせてください!
ルーベンス派の酒の神バッコスが
色々いて面白いですよんっ。
*************
norisanさま
そう、絵画は作品が作られた当時のすべてが
伝わってきて、同調(シンクロ)できて大好きです。
体力がないときは作家の想いがダイレクトにくる作品に
あたったりします、、お腹いたくなる。。;
投稿: 毬詠 | 2007年7月21日 (土) 10:41
>あたったりします、、お腹いたくなる。。;
うーむ。そうきましたか。私も脱帽だ!
投稿: norisan | 2007年7月21日 (土) 12:18