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2007年4月13日 (金)

南寺 (@直島) 怖かったス

観た作品の感想をゆっくり書いていきます。
(思い出すと観た時の気持ちが戻ってきてヘトヘトするので少しづつ)

    ●○    ○●

直島の最大の目的2つ 
○ 安藤忠雄建築を楽しむ
○ 文化大混浴(蔡国強)を楽しむ

日・月にわけてゆっくり観ればいいやぁ とお気楽に構えていたのですが、、

今から行く方要注意! 
直島は月曜日、ベネッセ美術館以外のすべてがお休みになりまふ

急いで計画を立てなおし1日で 直島Standard2→地中美術館→文化大混浴
の強行プランに突入。(自転車でないとまず無理でふ)

● 本村地区 南寺 安藤忠雄設計
(James Turrell 「Backside of the Moon」)

安藤忠雄建築には珍しく、ここは直島の民家と同様焼杉板の木造建築。
でもね、佇まいが違う。醸す雰囲気・存在感は嫌味なく周囲と一線を画す。

6819


この作品、真っ暗の室内に入って数分経つと目が慣れ光(作品)が見えてくるというもの。

えと、、まず毬詠、暗闇が異常に怖い。(今でも1人で寝る時は電気つけて寝ます。)
そんな私がこの作品を体感。

皆さま、衝撃!とかすごく良かった!と言いますが、、
          こ、こわかたにょ~Σ(|||▽||| )

暗黒で隣の人どころか自分の手足すら視覚認識できない状態
眼を開けていても閉じている状態と同じ

闇に溶けるような、ベンチに座っているのに浮いているような

徐々に恐怖感が募る
普段、視覚に依存しすぎているなぁ

目が慣れるまで待つってことは閉じちゃいけんよなぁ、と
頑張って眼を凝らし開けるのだけどいつまでも何も見えない。

もうなんも見えんくていいからお外に出してっ! と心の小人が騒ぎだす。

先に蘇生した動物的視覚を持つ相棒に手を引かれ、
よくわからないまま外に出てしまいました。  ははっ(爆

Sky

アカルイ ってステキで嬉しくて安心する。

お船の中で読んだ「直島の本」に書いてあったお話し。
この作品をつくるときタレル氏が「もっと早く見えるようになる作品もできます」と
ベネッセの社長さんに提案したら
「いや、これがいい。これぐらい時間をかけてみえたほうがいいんだ」と言ったそう。

私は「無」の空間にひとりでいれない。
いつか、あの空間に1人、作品が感じられるまでいれるようになるのかな。


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コメント

チョビットアンダー補正で暗黒?の世界がより伝わるかも。しかーし、黒とはまた正反対の実に明るくすがすがしい空模様。この対象的な画像に毬詠さんの感性を見た。写真は心の目で映すものなかもしれない。

投稿: norisan | 2007年4月15日 (日) 00:35

norisan さま

ここはお部屋に入る通路なのですが
空気が凛としてて清々しかったのです。
写真って修整やトリミング次第で空気
そのものが変わるので結構手強くもあり
面白くもあり☆

精進しますっ!!

投稿: marie | 2007年4月16日 (月) 20:50

私はデジタルになってから、シャッターを切るのが雑になっているのを感じています。フィルムのような真剣勝負の意識が保てないみたいです。プロは、デジタルだとか、アナログだとか関係ないのでしょうから、それがプロとアマの違いかなと思います。marieさんは、写真もコメントも素適です。負けた!という感じ。私の方こそ精進しまーす。

投稿: norisan | 2007年4月17日 (火) 08:23

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