
「深山の桜 再び」
さくらさく
三月は卒業とか転勤とか、日本では新しいことに向かう節目の季節となりますね。
このキモけも、早いもので今度の四月でなんと一年を迎えます(@_@
一番最初のコーデは「深山の桜」でした。
この一年を振り返るという意味も込めて、もう一度初心に帰ってみようかなーということで
今回は「深山の桜 リターンズ」w
「深山の桜」では春色の着物を膨張せずに着るコーデ、ということで
この桜の訪問着に檜垣文の黒地の帯を合わせました。
ただ、黒地の帯ってかなりコントラストが付くし個性的でもありました。
春なので、もう少し柔らかく着こなすことはできないものかな(もう大人だしw)…と思って、
同じ着物で春色なのに膨張しないコーデ、を考えてみました。
遠山霞
さて、もう一度着物をじっくりと見てみます。
薄い卵色地のちりめんに赤〜ピンクの桜が満開です。八掛も赤。
地色が甘い割に赤の分量が多いので、とっても華やかな印象。黒で描かれた枝が良いスパイスになっています。
この満開の花を生かすなら、帯は花柄よりも何か別の柄の方が相性が良さそう。
ということで、選んだのは波とも雲とも霞とも言えるような西陣織の袋帯。
多分波柄だと思うのですが、山々が連なった遠山にも見えます。
お色も丁度桜が満開になった遠山、という風なので、「遠山がすみに桜」という感じにしてみました。
シルバー箔地にブルーやパープルなどの色や金線も所々に入っているので、ぼんやりコーデにはなりません。
黒ほど帯が目立たないので、前回ほど個性的ではなく優しい感じにまとまったのではないでしょうか。
ただ、桜の枝のスパイスをちょっぴりいただいて半襟を黒で全体を引き締めてみました。
帯揚げはサーモンピンクから柔らかい青緑色のぼかしで挿し色も春らしく。
「花に舞う蝶」に見立てて、帯揚げをちょうちょ結びにしてみちゃったりしてw
濃い赤茶色にカラフルな挿し色がこれまた春らしい帯締めで春らしさを満喫ー
今回もフォーマルではなくお洒落着としてのコーデにしてみました。
満開の桜の着物は桜が満開になる前までお召しになることができます。
これから桜の便りが聞かれる季節、ちょっと早めですが一足先に桜コーデのご紹介でした。
**********************************
今回の弥生コーデは、いかがでしたでしょうか。
この着物と帯をセットで ¥22,000 でお譲りいたします。
ご興味ある方は info@a-yarn.comまで。
*********** 詳 細 *****************
●桜柄縮緬袷着物 正絹
身丈 155cm 裄丈 63cm 袖丈 58cm
・アンティーク、薄卵色縮緬地に桜柄
・地に糊浮きのような1〜2mm程度の薄いシミが所々ありますが、洗いに出せば落ちる程度と思われます
割と目立つ部分を写真に撮りましたのでご確認ください
・帯に隠れる部分に同様のやや大きめの薄い茶シミ(背中 5cm角程度、右後ろ脇 1cm角程度)
・薄色地のため写真に写らない程度の若干の時代のシミなどがあります
致命的なダメージはありませんが、このままお召しになる場合はお洒落着として、
もしくは素敵な柄ゆきですのでお手入れをして様々ご活用いただくことをお勧め致します
●波柄西陣袋帯 正絹
長さ 433cm 幅 31cm
・シルバー箔地に波模様、ところどころに金線
・六通柄
・地厚の確りとした帯なのでお太鼓結び向きです
・締めると隠れる部分、一巻き目無地部分に薄い折線汚れあります
・タレ先から80cmの所に5mm程度の箔のスレがありますが、二重太鼓で締めると隠れる部分です
・着用皺等ありますが、致命的なダメージは無く美品です
この記事へのコメントは終了しました。
コメント