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「はるを想ふ」

立春

2月4日は立春。暦の上ではもう春なんですねえ。
まだまだこれから寒さ本番、でも心は春。
そんな思いをコーデに込めて、如月のキモノけもの道は「はるを想ふ」。


クリックで写真拡大 さて、みなさんは訪問着や付け下げを着る機会ってありますか?
私はさっぱりです。
これらの着物は「礼装」という意識がなんとなくあるので、どうしても着る機会が限られている感じ。

でも、中には素敵で大胆な柄付けのものもあったりしますよね?
訪問着だって付け下げだって、時にはお洒落着にしちゃっても良いと思うんです。
袋帯だって可愛い柄がたくさんあるし、長めの昼夜帯も楽しんでみたい。

訪問着は敷居が高い気もするけど、付け下げなんかはもっと気軽に楽しんでもいいんじゃない?
ということで、今回はお洒落着としての付け下げコーデに挑戦してみました。



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そこはかとなく溶けた雪の間から下草達がちょろちょろ顔を出して、春はまだかな〜ってw

冬の寒い雪景色から春に向かうそのワクワクした感じ、ごくごく薄いベビーピンク地が絶妙です。





この着物、柄付けがとってもおおらか。
ほよ〜んとした水とも雲とも山水ともつかない曲線模様に可愛らしい雪持ち芝がカラフルに配置。
色もちょびっとはみだしちゃってたり型置きも結構おおらかなところが、逆にこの着物のほんよりしたあったかい持ち味になっています。

これがビシっと精緻に染め付けられたものだったら、すごく冷たい感じがするんじゃないかなあ。

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この着物にお洒落着として合わせるなら、袋帯でも柔らかで大らかな柄がベストマッチかな。
私が合わせたのは、雪つながりの雪輪と桜を思わせる大輪の花がお太鼓いっぱいに描かれたこの帯。
ややくすんだ若草色の縮緬地に桜色の大きな雪輪。
そこにちょっとだけ刺繍の入った凝ったデザインの桜。
まさに冬に春を想う、じゃありませんか!


そうそう、この帯、実はとっても不思議な作り。
名古屋仕立てなのにタレは二十太鼓の長さなんです。しかも、タレの柄付けが二十太鼓専用?っぽい。
タレの見えないところに継ぎがあって、裏地に空色の繻子を使って袋帯か着物を仕立て直して作ったと思われます。かつての持ち主はきっととってもこの柄が好きで、なんとかして少しでも長く愛でていたかったんでしょうね。
ちなみに雪輪や雪芝は冬の柄ですが、デザイン化された文様なので季節を問わず着ることもできます。

冬たけなわの今、こんなお洒落着で街にほんのり春の彩りを添えるのも良いのでは?



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今回の如月コーデは、いかがでしたでしょうか。
この着物と帯をセットで ¥18,000 でお譲りいたします。
ご興味ある方は info@a-yarn.comまで。


このコーディネートはお嫁入りが決定しました。

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●雪芝柄 袷着物 正絹

身丈 157cm 裄丈 62cm 袖丈 48cm
・アンティーク、菊地紋綸子に山水(?)と雪持ち芝柄
・模様部分が所々おおらかな感じです 味としてお楽しみください
・胴裏に糊浮きのような薄いシミが多数ありますが、表にはひびいていません
・薄色地のため写真に写らない程度の若干の時代のシミなどが袖下などにありますが、
 目立たない場所等で致命的なダメージはありません


●雪輪に桜柄 八寸帯 正絹

長さ 376cm(たれ160cm) 幅 29.5cm
・縮緬地、若草色地に桜色の雪輪と桜 胴巻き部分は全通、タレ部分はお太鼓柄
・裏地は空色の繻子、表の模様に一部刺繍あり
・タレ先から57cmの所と三角山部分の表地に継ぎがありますが、
 締めると見えない所になります  (詳細写真参照)
・仕立て直しの帯と思われ、前帯部分にうっすらと折筋が残っていますが見苦しくはありません
・古いもののため全体的に時代のくすみが見られます
 そのままでも着用に差し支えはありませんが、一度洗いに出すとこざっぱりすると思います
・しつけ付き、致命的なダメージはありません

掲載日:2009年2月 7日 (土)

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