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「新年の音」

歌留多の会

今年の歌留多の会は東京都心、ビル群のど真ん中にあるお寺さんで開催させていただきました。
ある意味とてもアヴァンギャルドな空間、あそこだけゆったりとした時間が流れて行く事がとても新鮮で。
個人的には「たばしる」がツボでしたw


クリックで写真拡大 さて、今回のきキモけもは歌留多の会のハレの日の装い。

歌留多の会では各自テーマを決めてコーデを考えます。
今年はLa castaの和太鼓演奏とYuki氏のファイヤーパフォーマンスをお披露目すると聞いていたので、
私のテーマはこれで。

「新年の音」

…この着物、見覚えがあります?

そう、これは「唐獅子Night」で着ようと思っていたコーデ。
その時は「粋じゃない可愛い唐獅子」ということで考えていたのですが、当日風邪でダウン。
次の機会を狙っていたあのコーデですw
偶然にもこの着物と帯の柄が今年の歌留多の会のテーマとぴったりじゃない?ということで、はれて日の目を見る事が出来ました。

● 歌留多の会 詳細




これ、恐らく子供?もしくは少女の着物用に作られた生地ではないでしょうか?

シボなのないさらさらとした平織りの生地いっぱいに染め抜かれた雲取り柄と花鼓&花車。愛らしさをこれでもかと盛り込んだ大胆な意匠。
若干織傷や染めムラがあるようですが、そんなことをモノともしない迫力が全体から滲み出てます。

グレー地に葡萄色という渋い組み合わせの雲取り柄のおかげか、これだけ派手で愛らしい柄付けにもかかわらず、そこはかとなく妖艶な雰囲気も漂っていませんか?
少女から大人になる狭間のあの何ともいえない「女子」の妖しさがそのまま着物になったみたいw

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帯も鼓柄つながりで。

こちらは龍に鼓という非常に男性的な柄付け。

この時期のアンティーク特有のややくすんだ優しい色合いが柄の強さを程良く中和してくれていますね。
龍や鼓紐の一部には刺繍も施されており、またところどころ絞りの柄も組み合わせてある、立体的で大変手の込んだ帯です。

着物の鼓に帯の鼓が呼応して、コーデ全体にリズム感&一体感が生まれます。



着物と帯、柄 on 柄の組み合わせは、小物選びが鍵を握ります。
この場合、どこかに「締め色」を持ってこないと全体がとっ散らかった締まりのないコーデになってしまうので、
半襟と帯締めに黒を持ってきました。帯揚げに黒を使うと強過ぎて少女の危うさを壊してしまうのでNG。
簪は姫コちゃんのつまみで、鈴の音も「新年の音」。

そうそう、昔の着物はだいたい着丈が短い。
可愛くても着丈が足りなくて泣く泣くあきらめていたもの数知れず… なんて経験、ありませんか?
でもね、着丈の足りない着物は腰紐を帯で隠れる位置に結んで、対丈風に着ちゃえば良いんです。
ちなみに私は身長158cm、この着物は着丈141cm。この位までなら案外着られちゃったりするんですよ。
着物はこんな風に幅広くサイズアレンジがきくのも魅力!


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今回のハレの日コーデは、いかがでしたでしょうか。
この着物と帯をセットで ¥28,000 でお譲りいたします。


このコーディネートはお嫁入りが決定しました。


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●雲取り花鼓柄 袷着物 正絹

身丈 141cm 裄丈 61.5cm 袖丈 66.5cm
・アンティーク、雲取り地に花鼓と花車柄
・さらさらとした手触りのシボの無いやや薄手の織り地
・生地に織傷と思われる部分や地模様部分に染めムラが所々見られますが、模様に紛れて目立ちません
・若干の時代のくすみや薄い着用皺等ありますが、致命的なダメージは無く美品です
  ※着丈の着用可能範囲は個人差がございます


●龍に鼓柄 八寸名古屋帯 正絹

長さ 332cm 幅 30cm
・縮緬地、薄クリーム色地に龍と鼓 全通柄
・一部刺繍、絞り柄
・たれ部分に厚めの芯が使われているようです
・薄色地のため全体的に時代のくすみが見られます
 そのままでも着用に差し支えはありませんが、一度洗いに出すとこざっぱりすると思います
・着用皺等ありますが、致命的なダメージは無く状態は良

掲載日:2009年1月28日 (水)

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