保土ヶ谷キャンドルナイト2010 ご報告
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この日、酉の刻過ぎ
ゆっくりと日が沈みはじめたとき
横笛が響いた

夏をおくる
小さなころ、読んでもらった昔話
日本の豊かな四季のなかには色々な神様がいて
日々の生活のなかそのお話は伝えられてきました

揺らぐ水面、遥か空の蒼、緑樹の匂い
それは夏の筒姫からの贈り物

場を包む和の諧調 それはDNAが恋う体感

美術作家 深堀隆介

燃える緋(アケ)の色
生命が生まれる瞬間を
みんなで見おくったとき

深堀隆介氏から炎舞者へ
緋炎が継がれた

生命はこうやってひろがっていくのだろうか
厳かな闇との対峙 演舞者 雪

火の力
燃え盛る炎は怖いほどに躍動した

場を創ったみんなで金魚を水におくる

「今回、『水』 と 『火』 のコラボレーションでしょ、
この金魚は水に浮かぶことで生を得て
火を灯すことで水面に浮かび私達に宿るんです。」
by 深堀 隆介

種火は雪氏の手で上段の「光ノ原」へ

そしてみんなの灯し火になって緑の公園に広がった

風に宿るもの 炎に宿るもの
確かに感じる人知を超えた力

一期一会の「光ノ庵」
やわらかに揺らぐ炎は静かに空へかえっていった

この日、自分でつけた火が
彼らの気持ちに残ればいいな
炎の色はどんな時代でも変わらない

「ワークショップのキャンドルホルダーのなかに
金の折り紙で「合格」の文字が貼ってあって。
お客様が蹴飛ばさないようにお願いしながら待っていたら、
お兄ちゃん、弟、妹がそろって自分のを探しに来ました。
灯火して周りの人に「綺麗だね。これで合格するよ!」って
声をかけられて、嬉しそうな彼の笑顔がとっても心に染みました。」
これは後からスタッフに教えてもらったお話
みんなの色んな夏の思い出

戌(いぬ)の刻を過ぎて闇の色が増すころ

最後の音が響き、終わりを迎えた

保土ヶ谷キャンドルナイト2010 夏をおくる
暑かった夏の1日 無事終了
みなさまのそばにいつも四季の美しさがありますように
photo Bash
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掲載日:2010年9月 6日 (月)