魅せて見て粋なポイント半衿
▲ 【 2010 春 お針箱の会 -半衿編- 】 Index に戻る ▲
着付師や和裁士をやっておりますさくら燦(さん)です。
今回は半衿をつける講師を務めますのでどうぞよろしくお願いします。
みなさんは着物を着られる時にどのくらい半衿のことを意識されるでしょうか?
衿もと1センチ~1.5センチの幅しかでませんが、顔に一番近いこともあり
コーディネートの大事なポイントになりますよね。

半衿の基本は白
袷(あわせ)の着物には塩瀬(しおぜ)・縮緬(ちりめん)・綸子(りんず)、
単衣(ひとえ)の着物には絽や紗(しゃ)・麻などを用います。
第一礼装の留袖や振袖、喪服、紋付の着物や茶席などでは
白の塩瀬羽二重がふさわしいとされています。
小紋や紬などのオシャレ着には、絞り・無地・友禅染・小紋柄などの
色半襟や刺繍半衿などをつけて華やかさを演出できます。
肌に直接触れる長襦袢の衿に、汚れたら付け替えができるようにという機能と
顔映りまで左右する、大切な着こなしポイントの半衿。
半衿を簡単にキレイにつけられるようになって、
その日のコーディネートで魅せれたら楽しいですよね。

ちなみに時代によって着こなしもかわってきたり。
現代は衿もとをつめてきちんと着る姿が「美しい着付け」とされていますが、
大正時代から戦前くらいの時代の女性たちの映画や写真をみると
半衿を多めにだして深いV字のように着ていました。
アンティーク着物が好きな方は半衿を多めにだしてもいいですね。
昔の映画や写真集など観る時に着こなしや髪型、
着物の柄などに注目すると新しい発見があります。
http://blogs.yahoo.co.jp/sithimi7111/31730382.html
http://blog.goo.ne.jp/esuapn8u6f/e/b2a46445ca088393841741d1f66fe814
http://takayodoll.exblog.jp/8024531/
↑
ご参考まででどうぞ!
▲ 【 2010 春 お針箱の会 -半衿編- 】 Index に戻る ▲
掲載日:2010年3月 8日 (月)