【灯りの会 2008 冬】 キャンドル製作の舞台裏
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イベントへの足音がそろそろ近づいてまいりました。
当日はお天気だけがとても心配ですね。

● キャンドルの原材料のこと
今日はキャンドルの材料のことをすこし詳しく書いてみますね。
みんな同じに見える・・・
(いぇいぇ、知っていると良いキャンドルとそうでないキャンドルの
判断基準がはっきりわかって便利ですょ。)

キャンドルの原料となるワックスには、石油から精製されたパラフィンワックス、
植物から採取された大豆ワックス、ミツバチが体内から分泌するみつろうなど、
さまざまな種類があります。

どのワックスも、完全に精製してしまえば、全く同じ成分、
同じものになってしまいますので、どの種類が良くて、
どの種類が悪い、ということはありません。 ご自分のお好みでご使用ください。

パラフィンワックスは石油に何かを混ぜて合成したもの、と
勘違いされている方がおりますが、パラフィンは石油を精製したものであり、
合成したものではありません。
つまり、石油が天然資源であるように、パラフィンワックスも
自然の恵みから生まれた天然素材です。
「植物系・動物系だけが天然素材」 そんなキャッチフレーズを
よく目にしますが、聞こえの良いうたい文句なので、
ごまかされないで判断してみましょう。

ワックスは、製造会社によって質の違いがあります。
精製が不十分で不純物を多く含んだワックスは、いやな臭いやスス、
有害性の物質を発生させるおそれがあり、人体や環境に悪影響を及ぼす可能性もあります。
これは、パラフィンワックスに限ったことではなく、植物系であれ
動物性であれ、不純物が多ければ一緒です。
ただでさえ動植物性のものにアレルギーをおこす人も多いのですから、
ワックスの種類より、質に目を向けることをおすすめします。

● レッスンで使用するワックスについて
今回レッスンで使用するパラフィンワックスは、一般的に国内に出回っているものと比べ、
食べても問題がないほど非常に高度に精製されております。
また、精製過程で独自の特殊な処理をしているため、他のパラフィンワックスよりも
アレルギーを起こしにくく、とてもクリーンなマイナスイオンを発生させます。
通常出回っているパラフィンワックスは、この処理をしていないものが多いため、
注意が必要です。

人にも環境にも優しい質の良いワックスは市場にあまり出回らず手に入りにくい状況です。
そんなワックスでキャンドルづくりを体験できる機会は、あまりないかもしれません。
少しでも多くの方に、上質のキャンドルが広まることを心から願って。
masumi
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掲載日:2008年12月 3日 (水)