冬至 Black Snow ご報告 2
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12月21日 冬至 Black Snow @ 日暮里 本行寺
イベントの核となる 雪 についてすこし調べていたとき、
雪に閉ざされる国の人が抱く 雪への想い を知りました。
それは日本だけでなく世界中に似たような民話で伝わる。

雪のなかから現れてくるもの
それは手にすることを望み期待し、夢に見るほど待ち続けた存在

迎える予感は "畏怖" と "期待"、表裏の関係

諦めきれず溢れる想いは雪に魂を吹き込みました
子のない老夫婦のもとに可愛い雪童(わらし)
独り身の猟師のもとへは美しい雪女が

Black Snow この寓話を最初から最後まで音で紡いでくれた DJ Taromix

その音に重なり闇を照らし 雪 を降らせる Artist 神田サオリ


吹雪が戸を叩きこする音
待ち望む者が来たのではないか
そんな期待感が 「障子さすり」 という言葉を生みました

待ち望んだ雪の人 ともに暮らすにぎやかな日々
つかのまの夢は淡く、お話の終わりにはみな溶け消えいなくなる

儚く淡い夢ではない気持ちのなかに降り積もり咲き続ける冬の華
そんな雪を抱いて帰っていただければと今回のイベントを企画しました。

ほんとうに 描いている最中
私には Taroさんの音がほんとうに気持ちよく響き
こころが潤って 涙がでて
それが筆につたわって 描いていました
(神田サオリ)

とりまく灯りはサオリさんのご主人がつくった

キャンドルに灯をつけ、大事な時の集積を照らす

絵から飛び出し覚醒の空気を場にふりまく

生命感溢れる ベリーダンサー Nati & Tae

観ている間、冬のにおいが変わっていったことに
気がつきましたでしょうか
2種の香を焚きわけました
* 雪華 * 燈花

記憶のなかの雪の華
それは忙しない日々のなかふと四季を感じたり
そばにいる人に感謝をあらわしたりする気持ち

天からの贈りものを歓び迎える気持ちを継いでいきたいと思います
野庵 四季と出逢う 冬 終了
photo 佐藤 祐介
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掲載日:2008年12月29日 (月)