切り紙+友禅手漉き和紙 こだわり制作編!
切り紙作家 矢口加奈子さんが季節を感じる切り紙柄の和紙を創りました!
季節の便箋に、お料理の添えに、お懐紙として、お包み紙に。
丸い形から自分の用途に合わせて、異なるカタチに。
どんなカタチになっていても、開くと優しい色のヨロコビノカタチが広がります。
多くの職人さんのお力を借りて出来た 【キリガミモヨウ】
こだわった制作過程をちょっとご紹介しますね。
ヨロコビノカタチで和紙をつくることになったとき
手漉きの和紙で作りたいと思いました。 そして今までにないものを。
相談したのは京都の和紙屋 鈴木松風堂さん
■ 表面が滑らかで均一な和紙でないと、
細い線や模様が途切れるかもしれない。
■ 通常、1枚の大きな和紙全面に模様(色)をおき、カットするので
模様の出方は揃わないし、正円ではムダも出る。
■ 和紙は色を吸うからそれも考えて色を決めること。
結果、きめ細やかで地合い(ぢあい)が整っている越前和紙を使って、
京都の友禅職人が手作業で色をおき、1枚の大きな和紙を和紙職人さんが
モヨウに合わせすべて1枚1枚手作業で正円に打ち抜いていくことになりました。
鈴木松風堂さんは
「京都の職人は、頑固とは言っても新しいものが好きですし
良いものは受容する懐の広さがある。がんばりましょう。」
そう言ってくれました。
【キリガミモヨウ】は和の色がおかれています。
今ではなかなか耳にしない 真朱 ・ 鳥の子 ・ 山吹茶 etc
和の色は四季の色、今回秋・冬をイメージした色をチョイス。
上質の和紙のお見本に「白」も1枚入れました。
紙のキメ・目肌、その和紙に置かれたやさしい日本の色
1枚の和紙に色んな手が加わり完成しました。
本物が持つ風合いや素材感を、そしてヨロコビノカタチを
楽しんでいただければ嬉しいです。
● 販売は こちら。
掲載日:2007年11月 2日 (金)